防災先進自治会のフェアに参加(令和5年11月1日号)

更新日:2023年11月01日

小島南自治会のふれあい防災訓練・健康フェアが10 月15 日に開催。あいにくの雨で野外のイベントは中止でしたが、自治会館の中で内容の濃い研修が行われました。
まず、新潟県長岡市からお越しいただいた中越市民防災安全士会の皆さまから、非常時のパッククッキングの指導がありました。「行政の助けはすぐには来ません。自分たちでまずは食を確保しましょう」との呼びかけは、本当に大切だと感じました。
最初に、カセット式ガスコンロと大鍋を使ったさんまご飯を作りました。耐熱性のポリ袋に米と水それぞれ100cc とさんまの缶詰3分の1を入れ(これで一人分)、袋の空気を抜いて上部をしっかり結び、沸いたお湯に入れて約25 分。食材に使う水は、備蓄用ペットボトル等、飲料用の水ですが、鍋で沸かす水は池の水や雨水で大丈夫とのこと。おいしいご飯ができました。ほかに切り干し大根と水と干しわかめをポリ袋に入れてなじませ、ツナの缶詰を加えておいしいサラダもできました。お皿は、広告等のチラシを使って受け皿を作り、そこに結び目を切ったさんまご飯を置く、サラダもラップを敷いて置くことで、割り箸さえあれば食器要らずで食事ができます。
このパッククッキングは、地元でも赤十字奉仕団の皆さまがすでに習得し実演しているので、今後もさまざまなイベントで市民の皆さまに体験していただけると思いました。
続いて小島南の自治会DX推進を研究している岩崎明さんが開発した、安否確認をスマートフォンで行うシステムのデモンストレーションが行われました。こちらは、どこにいても自身の安否について自治会に伝えられる仕組となっており、内容も進化していくとのことです。
さらに、本庄市自治会ドローンクラブの皆さまによる小島南自治会の上空を撮影した動画の上演と、ドローンが今後防災に果たす役割の大きな可能性についてお話をいただきました。
小島南自治会に続いて、他の自治会でも同じような取組が行われるとのこと。すばらしいですね。このような取組は、安全安心のまちづくり、さらなる地域力のパワーアップにつながると確信します。防災力は地域力であることを実感した一日でした。

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