改元奉祝の集い 市長挨拶 (令和元年5月分)

更新日:2020年10月01日

 おはようございます。令和元年5月7日、長かった連休も終わりました。本日は新しい元号のもとでのいわば仕事始めですので、以下、5月1日に市役所駐車場で開催された、改元奉祝の集いの式典における市長挨拶文を朗読させていただきます。

 本日、改元奉祝の集いが、自治会連合会齋藤会長を実行委員長として、本庄市においても盛大に開催されますことを、市民の皆さまと共に心からお祝い申し上げます。ここに至るまでの関係者のご尽力に、深く敬意を表し感謝を申し上げます。
 まず私は、令和元年の始まりに当たり、ご即位された新天皇皇后両陛下とご皇室の弥栄、日本国の隆昌と世界の平和、そして社会の一人一人が幸せを享受できるよう、心から願うものであります。
 振り返りますと平成の世は、戦争のない平和な時代でありました。一方、少子化、超高齢化そして人口減少という「日本社会の縮小」が始まった時代でもありました。この傾向は今後も加速して行く事が予想され、対応が必要です。
 社会全体を見渡せば、低迷する経済と新たな格差の発生、それに追い打ちをかけるように多くの災害も発生しました。
 しかしそのような中、先の天皇皇后両陛下におかれましては常に国民に寄り添われ、思いやりの大切さを示されました。私は改めて、上皇、上皇后となられた両陛下に、心から「ありがとうございました」と申し上げたいです。そして我々も「お互いに助け合う国民性」を改めて認識したのが、平成の時代でありました。
 新たな令和の時代、情報通信の更なる発達と経済のグローバル化、またAIの進化、社会の国際化も更に進むと予想されます。そして環境問題や紛争など、国際社会にはさまざまな課題が横たわっていますが、一方、日本の持つ文化水準の高さや宗教への寛容性、自然との共生の思想は今や世界的に評価されつつあります。
 このような日本の美点を活かしつつ、新しい時代において、人種や民族、性別、また障害の有無などに関係なく、誰もが共に安心して暮らせる、世界の模範となるような日本の地域社会を、この本庄市からみんなで創りあげていきたいと思います。
 そういった意味から、本日式典の後に予定されております、お祝いの山車とみこしの共演、これはまさに平成に合併した地域同士が、令和においてしっかりと団結し、自分たちの文化に誇りを持ちつつ、外に開かれた、多様性を保証する新時代の本庄市を創って行こうとの、市民の心意気を表す意義深い記念事業であると確信いたします。
 結びに、本日の改元奉祝の集いを契機として、私たちはより一層お互いに支え合い、子どもや孫に誇りを持ってバトンを渡せる、開かれた美しく住みやすい、本庄市づくり、日本の国づくりに、みんなでチャレンジして行くことを誓うものです。
 皆さまのご多幸を心からお祈りし、市長としてのご挨拶といたします。 令和元年5月1日、本庄市長 吉田信解

 以上、式典における挨拶文を朗読いたしました。当日は雨が予想されていましたが、式典、記念イベントも最後まで雨が降らず、本当に良かったと思います。改めてこの一大行事に携わっていただいた全ての関係者に心から感謝いたします。特に自治会連合会事務局、観光協会事務局をはじめ、蔭でご尽力いただいた担当者のみなさん、まだ残務整理等もありますが、まずは大変お疲れ様でした、心から御礼を申し上げます。有難うございました。
 新しい時代、決して楽観は出来ませんが、より良い国づくり、本庄市づくりのため、地に足をつけて頑張ってまいりましょう。以上で月いちメッセージを終わります。

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