「子育て支援情報誌のインタビュー」(平成27年3月分)

更新日:2020年10月01日

 おはようございます。3月2日、今年度もあと1か月です。今月の月いちメッセージをお送りします。
 先日、「クルール」という子育て支援情報誌の取材を受けました。取材の内容は、その街に住む子育て中のママさんが子育て環境について市長へ直接インタビューし、その内容を記事にするというものです。この情報誌としては初めての企画で、そのトップバッターに本庄市が選ばれました。
 インタビュアーは、本庄早稲田の杜に住んで1年半のママさんでした。神奈川県出身の彼女は、1歳半の男の子のお母さんです。都内の企業に新幹線でお勤めですが、現在育児休業中です。ご主人は千葉県出身で、群馬県の企業にお勤めです。結婚後それぞれの勤務先と子育て環境を考えた上で、お子さんが生まれた後、本庄へ引っ越して来られたそうです。
 子育て環境についてインタビュー、と聞かされていたので、どんな要望を言われるのか、最初はちょっと身構えていましたが、開口一番彼女の口から出たのは次のような言葉でした。「本庄って、野菜や果物がとっても美味しいんですね」。
 ちょっと意外でしたが、とてもうれしく感じました。聞けば彼女は農協のあおぞら館やこだま館のファンだそうで、安全で美味しい農産物を安く食べられる本庄市は本当に良い場所だと感じているとのこと。でも、地元の人はそんなに感じていない事が彼女としては歯がゆいらしく「近所のおばちゃんに野菜が本当に美味しいですねって言ったら、『ふーん』と軽く流されました。なんかもったいないですね」と言っていました。私は本庄市の農業は以前から認定農業者制度により頑張る専業農家を応援し、有機100倍運動により減農薬・減化学肥料に取り組んでいるということをお話したところ、「だから美味しいんですね」とうなづいていました。
 また、市内の子育て環境については、子育て支援センターでとても親切にしていただき、有難いですとのこと。またスーパーで買い物をしていても、自分の子どもにおじさんおばさんが気軽に声をかけてくれて、人々の温かさを感じる、とのことでした。私が、本庄市は市民みんなが、何らかの形で若い世代の子育てに協力する、子育て参加率日本一のまちを目指していることを話し、市の施策でも新しい制度を含め色々な応援をしますと伝えたところ、とてもうれしいし、何とか二人目そして三人目を生んで育てたいとのことでした。
 市内の生活環境については、美味しくてセンスの良いレストランが多く、またマリーゴールドの丘公園が大好きで、こんなスポットは他の街にはなく、とても景色が雄大で気持ちが晴れ晴れとする、とのことでした。
 インタビューを受ける前、少し身構えていた私はすっかり拍子抜け、というよりとてもうれしくなりました。でも長所だけでなく短所も聞かせて欲しいと言ったところ、ママ友達との会話の中では、本庄市には産婦人科が2つだけで選択肢が少ないということが話題になっているとのこと。私からは産婦人科の減少は全国的な問題であり、他にも小児救急の課題などもあり、昔に比べて子育ての環境は厳しいと感じていることをお話しました。また、若い世代の働く場をどのように確保するか質問されたので、企業誘致の取り組みや、これからは新しく仕事を始める創業支援にも取り組んで行きたいとお伝えしました。
 この方は非常にポジティブ思考のママさんであり、だからこそ子育て雑誌のインタビュアーなども引き受けられたのだと思います。他のママさんがみなさん本庄市のことをこれだけ誉めてくださるとは思いませんが、しかし市外から来られた方に本市がかなり高い評価を受けたことはとても嬉しく、また市外から来た方だからこそ、本市の長所、もっと内外にPRして良い点も、あるいはまた直すべき点、短所も客観的に見えるのかなとも思いました。
 本市は新年度の戦略に「人を呼び込む健全なまちづくり」をうたっておりますが、推進する上での一つのヒントになればと、今日はみなさんにご披露させていただいた次第です。
 本年度もいよいよあと1か月。ぜひみなさん一人ひとりが自分自身の仕事に悔いのない形で、本年度を終えられるよう、心からお祈りし、以上で月いちメッセージを終了します。

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