「合併10周年記念式典を控えて」 (平成27年11月分)

更新日:2020年10月01日

 みなさんおはようございます。11月2日になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。本日から本庄まつりが、そして明日は本庄まつりとこだま秋まつりが開催されます。お祭りの準備についてさまざまなご尽力をいただいている職員のみなさんに感謝申し上げます。なお本日午後7時半からは、はにぽんプラザオープン記念ということで、本庄まつり参加の全町内の山車10基がはにぽんプラザに集合します。雨天の場合は明日の同時刻に延期となりました。ぜひ多くのみなさんにご覧いただきたいと思います。
 さて本年は合併10周年ということで、さまざまな記念事業が行われております。先月の花火大会は多くの職員のみなさんにご協力いただきありがとうございました。おかげさまで天候にも恵まれ大変素晴らしい花火大会になりました。
 そして来る21日には、市民文化会館で合併10周年記念式典が開催されます。こちらの方も多くの方々にお手伝いいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 この記念式典の開催に当たり、感謝状を差し上げるべき方、招待すべき方について、各課のみなさんには色々と調査研究のうえ推薦をしていただきました。担当者のみなさんと共に私が悩んだのは、招待する基準、感謝状を差し上げる基準についてでした。招待者については会場に限りがあり、各団体を網羅してお招きしていますので、どうしても人数の制限をしなければなりません。感謝状も、多くの方々に差し上げたいですが、周年の市政功労者との関係もあり、やはり限定しなければなりません。
 どこかで基準を設けて、該当者と非該当者を選別しなければならない、これは何らかの式典を行えば、当然起こりうることです。しかし、こと合併10周年記念式典については、私も強い思いがあります。10年を振り返ってみるとき、実に多くのみなさんがご苦労されてきたことを知っておりますし、今回お招きできない方々、感謝状の非該当者の方々にも、合併後のまちづくりに多大なご尽力をいただいた方が沢山いると感じております。
 とはいえ式典は式典です。人数制限も、感謝状の該当、非該当の選別もやらねばなりません。ですから私としては、せめてみなさんのご苦労に思いをはせ、ご招待できない方々にも、本当に10年の間ありがとうございました、と心で感謝し、またもし街で出会ったら、感謝のお声をかけたいと思っているのです。
 例えば各自治会の歴代自治会長さん。在任年数が少なければ感謝状の該当にはなりませんし、現職の方が招かれるその蔭で、お招きできない方も沢山おられます。自治会長という職はボランティアの究極のような存在で、誰もができるものではない名誉な立場でありながら、同時に人知れず非常にご苦労が多い立場であることも事実です。これまでのご尽力とご苦労に感謝いたしたいと思います。
 それから、今回の式典には市職員のOB、OGは招かれません。合併後のまちづくりにおいて、まさに蔭の存在としてさまざまな苦労をした方々が大勢おられるにも関わらずです。特に合併時そしてその後のさまざまな調整の第一線にいて、人知れず苦労を重ねたOB、OGも含めた職員のみなさんに、感謝とねぎらいの声をかけたいと思います。
 いずれにしても、今回の式典の準備を通じて私は、まちづくりというのは実に多くの方々の献身的な努力で成り立っており、人知れずご苦労いただいている方がいるからこそ、市政は進展しているのだということを改めて実感しております。したがって今回の記念式典には一にも二にも「感謝」の念をもって臨みたいと考えております。
 「花は枝に支えられ、枝は幹に支えられ、幹は根に支えられ、されど根っこは、見えないね。」という言葉があります。見えない根っこ、つまり先人や今この瞬間も蔭で働かれている方々のご尽力に思いを致し、感謝の心、感謝の言葉という水をいつもささげることを、日々の自分たちの生活の中で欠かしてはいけない、このことをみなさんと共に改めて確認し、今月の月いちメッセージを終わります。

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