「次年度からの行政改革に向けて」 (平成29年9月分)

更新日:2020年10月01日

 みなさんおはようございます。9月1日今月の月いちメッセージをお送りします。
さて現在、本市では平成30年度から34年度までを期間とする行政改革大綱と実施計画の策定作業を進めております。去る8月29日、三役と部局長をメンバーとする本庄市行政改革推進本部会議において、次期の実施計画策定にあたり、今後具体的な取り組み案を職員のみなさんから提出してもらう方針が決定され、すでにグループウェアにて掲示されております。そこで今日はこのことについて私の思いをお話しいたします。
 そもそも行政改革とはなんぞや、なぜ行うのか、についてですが、ここでは理念的抽象的な話は置いておき、私は本市の行政改革は、総合振興計画との関係において理解すると具体的に分かりやすいかなと感じております。
 本市において総合振興計画とは、市民が将来にわたり安心して暮らせるまちを維持していくために市の最上位の計画として位置づけられるものです。つまり総振は我々が仕事として「何をやるのか」を示したものであります。
 では行政改革とは何か。行革とは我々が総振に基づいた市役所の業務、すなわち日々の仕事を「いかにやるか」示したものである、ということです。総振は「何をやるか」、行革は「いかにやるか」。そうざっくり認識して良いと私は思います。
 先日、本部会議では計画策定の諮問機関である行政改革審議会のご了解を得て、今回の行革の基本方針、つまり我々が仕事を「いかにやるか」について、三本の柱を立てました。
 まず一つ目が「市民に分かりやすい市役所にしよう!」、二つ目が「職員みんなで効率的・効果的に仕事をしよう!」、三つ目が「安定した財政で未来へつなげよう!」です。我々は如何に仕事をするのか、の「いかに」の答えは、まさにこれであると定義づけをしました。
 そして今般、本部会議では、今回の実施計画策定にあたっての、その具体的取り組みについて、多くの職員のみなさんから活発な提案をお願いしたいと考えました。
 みなさんにはぜひ今申し上げた三つの柱に基づいて、自分の仕事、他人の仕事、組織の仕事、市役所の仕事、これらを見渡していただき、「市民に分かりにくい市役所になっていないか」「非効率な仕事になっていないか」「無駄な経費がかかりすぎてはいないか」などなど、仕事の有り様をチェックし問題提起し、さらには可能な限りで結構ですから改善策の提案もしていただくよう、本部長としてお願いします。
 さてその提案の収集方法ですが、本部会議では二通りの収集方法を実施すると決定しました。一つは各課から出していただく各課単位の提案、もう一つは広く職員個人から提案を募る一般提案です。
 まず各課からの提案ですが、みなさん、先ほどの三本の柱に照らしてみて、今の自分の所属課の仕事のやり方はいかがでしょうか。パーフェクトではないと思います。より「効率的な」仕事、「分かり易い」市役所に向けた「カイゼン」のアイデアは必ずあると思います。自らの業務をしっかり見直し、小さなことでも積極的に提案していただきたいです。
 続いて一般提案についてです。自分の課だけでなく、他課において、あるいは部局をまたいで、さらには全庁的に改善すべき点も沢山あるはずです。しかし気付いていたとしてもなかなか声を上げる機会もないし、勇気も出ない、という方、ぜひこの機会を活用していただきたいです。提案者に不利益になることはありませんし、また関係課と全て調整してから出すように、などとは言いません。もちろん仕事のやり方についての提案であり、身勝手な意見を募集するものではないので、その点間違え無いように。ぜひ積極的な改善の提案を期待します。
 詳しくは、既にグループウェアにて掲示されている、事務局である企画課からのお知らせをご覧ください。
 みなさんには日々の多忙な業務に追われる中、唐突に「改善点を」と言われてもなかなか動けないかも知れません。しかしそのような状態が、結果として現状の仕組みの放置につながってしまっている場合が、自分の周りにたくさんあるかも知れません。そんな思いでぜひこれを機に、思い立ったら吉日と、一呼吸入れて、自分一人でも、また周囲の人とも少し議論をして、自らの業務を見つめ直し、一歩でも改善に繋げていただきたい、これが行革本部推進会議本部長としての私の思いです。よろしくお願いして、以上で今月の月いちメッセージといたします。

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