開票事務の迅速化を目指して(平成19年7月分)

更新日:2020年10月01日

おはようございます。7月1日、今月の月いちメッセージをお送りします。
本日は選挙事務への従事について、特に開票事務への参加と作業の迅速化について、また、塙保己一先生遺徳顕彰会への入会について、お願い方々お話させていただきます。
はじめに選挙開票事務についてです。今般、12日に参議院議員通常選挙が公示され、29日が投開票日となりました。当初の予定より日程が一週間ずれ、人員の確保に選挙管理委員会も苦労していると聞いております。選挙事務に従事してくださる職員の皆さまに感謝いたします。
さて、いま全国的に選挙の開票事務の迅速化への試みが行われていることは報道等でもご存知の通りです。そこで皆さまにお願いですが、是非我が本庄市における選挙の開票作業も、より一層の迅速化にチャレンジしていただきたいのであります。その意義について少々お話させていただきます。
実は開票作業を早く進めなければならないことは、もともと公職選挙法に規定されております。法の第6条第1項には「選挙が公明かつ適正に行われるように、常にあらゆる機会を通じて選挙人の政治意識の向上に努める」とあり、ここでは選挙の公平性と正確性を求めております。また、第2項では「選挙の結果は選挙人に速やかに知らせるよう努めなければならない」とあり、その迅速性を求めております。選挙の開票作業は第一に正確性が求められるところですが、実は迅速性も法によって求められているのであります。
私が申すまでもなく、地方自治法には「地方公共団体はその事務を処理するに当たっては住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」また、「地方公共団体は常にその組織及び運営の合理化に努める」と定めております。選挙の開票事務の迅速化は地方自治の本旨にも合致することであるといえます。
全国的な選挙事務迅速化の先頭に立っている前三重県知事の北川正恭氏は、選挙の開票作業の迅速化は、実は行政の日常業務の正確性と迅速性を高めていくための一つの意識付けになると言っています。開票作業は、早ければ早いほど市民の評価も高くなる、非常に結果が端的に現れる事務作業です。もちろん、正確性の確保は第一義で、ただ早ければ良いというものではありません。正確に、かついかに早くできるかが大事です。これは創意工夫が求められる作業で、まさにその創意工夫こそ、普段の業務のPDCAサイクルを回す動機付けにつながる、これが開票事務迅速化の大きな目的であると言われております。現に迅速化に成功した自治体では、その効果が日常業務の改善に現れているようです。
今回、本庄市選挙管理委員会でも委員長のご理解のもと、迅速性を高めるための工夫を考えています。是非従事される皆さま方には、自分たちの日常の業務の正確性・迅速性を高めるきっかけづくりとして、今回の開票作業に参加していただきたくお願いいたします。なお、すぐ埼玉県知事選挙もあります。携わる方々には今回の作業に従事しつつ改善点がないか考え、意見を出していただきたいと思いますし、意見の受け皿づくりも委員会の方で考えているようです。いずれにしても選挙事務の従事は大変なことも多いと思いますが、どうぞよろしくお願いたします。
最後になりますが、これは6月1日の月いちメッセージでも申しましたが、職員の皆さまには改めて塙保己一先生遺徳顕彰会へのご入会をお願いいたします。今回の遺徳顕彰会設立については、広く市民の皆さま方に呼びかけ、出来る限り多くの方々のご参加をいただき、会の発足をいたしたいと考えております。現在、生涯学習課が事務局として準備を進めております。塙先生は郷土の生んだ世界に誇れる偉人であり、本庄市のシンボルとして最もふさわしい方であることは誰もが疑わないところであると確信します。そして、どのようにその遺徳を顕彰して行くか、やるべきことは山ほどあると思います。これからの本庄市の取り組みは内外からも注目されています。そのような意味からも、是非とも職員の皆さまにもこの趣旨にご理解をいただき、入会また7月26日の設立総会に大勢のご参加をお願いいたします。
それでは以上で今月の月いちメッセージを終わらせていただきます。今月もお仕事頑張ってください。

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