人生や仕事への姿勢(平成21年5月分)

更新日:2020年10月01日

おはようございます。5月1日、今月の月いちメッセージをお送りします。新年度が始まって1か月、異動された方も仕事に慣れてきたと思います。明日から連休です。大いにリフレッシュしてください。なお現在、全世界的に新型インフルエンザが大きな問題となっていますので、それぞれ行動には充分責任を持っていただき、また関係者には緊急時の対応についてもご考慮のほどお願いします。
さて、私自身は、この連休期間を自分の人生や仕事に対する姿勢について見つめ直す機会にしたいと考えております。新年度当初、私は皆さまに、「我々は一人ひとり、また組織としても自ら課題の把握に努め、その解決に向け行動しましょう」と申し上げました。自ら考え行動するためには、自分自身モチベーションが上がっていなければ出来ません。何がモチベーションを上げるのか色々あるでしょうが、やはり根本は仕事や人生への姿勢がどうであるかによるのではと思うのです。今日はそのことについてお話をします。
今は新緑の季節です。私の自宅の窓の外に、大きなケヤキの木があります。4月中旬、木の枝の先に少し若葉が芽生えたと思ったら、何日かのうちにたちまち木全体を覆うように葉が生い茂りました。いつのまにか堂々と四方八方に緑をたたえた立派なさまを見せています。
ふと以前、私がまだ市議会議員の時に、時の塩原教育長がおっしゃった言葉が脳裏に浮かんできました。「花は枝に支えられ、枝は幹に支えられ、幹は根に支えられ、けれど、根は見えないね。」ケヤキの場合は、花ではなく青々とした若葉ですが同じことです。私は、このケヤキの木を見ると「見えない根に支えられて、この堂々としたケヤキの幹も、枝も、若葉もあるのだなあ」と思うのです。おそらくこのケヤキの木は、地上に見える幹や枝と同じくらい、いやそれ以上に堂々と根を地中に張っているに違いありません。
人も組織も同じだと思います。目に見えるものがすばらしければ、それ以上の人々の目に見えない努力や人生や仕事に対する姿勢のすばらしさがあるはずです。
先日、京セラ創業者の稲盛和夫さんの本を読みました。稲盛さんによれば、人生や仕事の結果というものは「考え方」「熱意」「能力」という三つの要素の掛け算で決まってくるといいます。このうちの「能力」はその人が持つ先天的なもの、これも大事ですがもっと大事なのは、その人の後天的な努力である「熱意」です。そして一番大事なのが「考え方」です。これは言ってみれば、「人生哲学であり、その人の生きる姿勢である」そう稲盛さんはおっしゃっています。
人生あるいは仕事においては、「能力」も大事です。しかし、「熱意」やその人の人生への仕事への「考え方」、目には見えなくとも、そういう根のようなものをいかにしっかり育てていくか、これが最も大切なことなのでしょう。
そして、それはコツコツとした努力や物事に前向きに取り組む平素からの志や支えてくれる存在への感謝の念を磨いていくことなのだと思います。すぐに結果は出なくとも根を張る木は必ず花を咲かせ青々とした若葉を茂らせます。人も組織もかくありたい、そう思うのです。
連休明けから、また忙しい日々になると思います。我々は共にそれぞれ自らの役割を果たし、課題の解決に向かって地道に根に水をやり、根を張っていきたいと思うのです。皆さま、頑張っていきましょう。
最後になりますが、5月3日・4日と大宮ソニックシティ周辺で『第4回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦』が行われ、本庄からは、つみっこ合戦優勝の『きやんち』がチーズとトマト入りの「創作つみっこ」を作って出場します。先般、試食をしましたが、大変おいしかったです。当日は、経済環境部のみなさんが応援で参加しますが、職員の皆さまにもご家族連れで参加され、ぜひ、つみっこに投票していただきますよう私からもインフォメーションさせていただきます。
以上で今月の月いちメッセージを終わります。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら