「本庄市のマスコットキャラクターの選定について」(平成22年9月分)

更新日:2020年10月01日

おはようございます。9月になりましたが、気象予報によると今後も残暑厳しい日が続くようです。熱中症にはくれぐれも気をつけてください。
それでは、今月の月いちメッセージをお送りします。今日は、本庄市のマスコットキャラクターの選定についてお話します。すでに皆さまご存知の通り、本庄市のキャラクターのデザインについては、市内の小島で出土した、笑う盾持ち人物埴輪(はにわ)をモチーフにしたものに決定し、昨日8月31日まで愛称の募集が行われたところです。
現在、自治体独自のマスコットキャラクターを作ろうという動きは、県内はもとより全国的な広がりを見せています。本庄市のキャラクターについても、昨年のセブンハイスクールサミット(注意1)の席でぜひ作るべきという意見が出されました。また、今年に入って本庄商工会議所からも作成の意見が出されたため、市長として市、本庄商工会議所、児玉商工会、埼玉ひびきの農業協同組合の四者合同で組織を作ることを発案しました。それ以降、四者による実行委員会が結成され、関係者のご努力でここまで進んでくることができました。携わっている方々のご労苦に、心から感謝を申し上げます。
4月1日から5月31日までのデザイン募集期間には、全国から1150点の作品が寄せられ、それらを45点に絞り、最終選考の結果、大賞に東京都中野区の先崎淳さんの、埴輪をモチーフにしたデザインが選ばれました。その後、作者の同意を得て修正を行い、それを実行委員会全体会議にかけて、マスコットキャラクターの発表となりました。
最終選考の中では、埴輪以外の候補として、塙保己一や、新幹線、あるいはつみっこをモチーフにした作品が挙げられました。実はこの最終選考の過程において、候補に挙がった作品が甲乙つけがたく、なかなか各団体の代表者だけでは決めがたいという意見が出され、その場に同席していたワーキンググループのみなさんを含めて決選投票を行い、大賞を決定しました。他の作品は、それぞれ優秀賞として発表しました。
結果論になりますが、私は埴輪が選ばれたことは本当に良かったと考えています。埴輪あるいは古墳というと行田市が有名ですが、実は本庄市は行田市より古墳が多く、確認されているだけでも市内全体で約620基の古墳が存在しています。この数は県内2番目の多さです。なかでも、児玉町下浅見の鷺山古墳(さぎやまこふん)は、県内最古級の古墳といわれています。本庄地域、児玉地域ともに共通する特徴が、古墳の多さであり、その意味で埴輪がマスコットキャラクターになるというのは、納得できることであると考えます。しかも小島の前の山古墳から出土した埴輪は、全国的にも珍しい大耳の笑う埴輪で、以前から本庄市としてもPRしておりますし、市民からも更に大々的に宣伝すべきとの声をいただいています。今年の第一高校のスローガンも「常笑野球」ですし、そもそも笑うことは幸せを招くことにつながります。今回の選定を機に、市民に愛され、市民に幸せをもたらすキャラクターとして育って欲しいと願うところですし、また本庄の笑う埴輪の全国へのPRにつながればと考えています。
今後についてですが、今月4日に愛称についての選考会が行われ、上位数点を選び、それを市内小中学校児童生徒のみなさんの投票にかけて、愛称が最終決定される予定です。現在着ぐるみの製作も進んでおります。10月の定例記者会見で愛称も含めて発表し、着ぐるみの内覧会を行い、10月24日の本庄早稲田の杜まちびらきにおいて、市民の皆さまの前に登場する予定です。現在市でもコバトンをさまざまな市の事業で使用しておりますが、順次このマスコットキャラクターも取り入れていただき、市又は市民の皆さま、みんなでかわいがりながら、育てていきたいと思いますので、今後とも職員のみなさんにはどうぞよろしくお願いいたします。

注意1)セブンハイスクールサミットとは、市内の7つの高校生代表によるパネルディスカッションの場です。

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