「2期目の就任にあたって」(平成22年3月分)

更新日:2020年10月01日

おはようございます。3月1日、今月の月いちメッセージをお送りします。今日は、あらためて全職員のみなさんに2期目就任のごあいさつを申し上げたいと思います。合併後から1期4年間、みなさんに支えられて多くの仕事ができたことに心から感謝を申し上げます。そして今後の4年間も、どうぞよろしくお願いいたします。
私は、今回の選挙においてこれまで進めてきた本庄市総合振興計画をさらに充実していくための公約・マニフェストを作成し、市民のみなさんに訴えてまいりました。この公約については、2月5日の私の就任の挨拶の文章と共にホームページ上に掲載されることになります。これは市民との約束であり、その実現に向けて私自身、4年間全力を尽くす所存です。ぜひ職員のみなさんにも一緒にご尽力をお願いいたします。
さて、いま我が国を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。高齢化社会をどう支えていくか、少子化にどう歯止めをかけるか、経済をどう立て直すか、内外の平和と安全をどう確保するか、課題は非常に大きいと言わざるを得ません。
本庄市も厳しい状況です。例えば、国民健康保険の一般会計からの持ち出しの急激な増大や、生活保護費受給者の急激な増加は、非常に憂慮すべき事態です。今後とも不断の行財政改革、さまざまな事業の見直し、さらなる工夫や改善が必要です。
一方、本庄市は、内外情勢厳しいなかですが、将来に向けての可能性も開けております。過去5年間の企業誘致件数は、埼玉県で一番多い26件でした。
2月中のニュースをいくつか申し上げますと、去る2月1日、本庄駅北口、旧松倉工業跡地においてキャノン電子の研修センター兼社員寮の起工式が行われました。完成すれば、約80人の独身男性の寮と研修会などが随時開催される施設として活用されます。本庄駅北口の活性化に良い影響をもたらすでしょう。2月13日には、赤城乳業が児玉町児玉で操業を開始しました。今後、国内で最大のアイスクリーム工場になる予定です。そして、本庄早稲田駅の南側では、カインズ本社移転予定地の整地も進んでおります。
このように多くの企業等に注目をされている本庄市です。今後とも稼げるまちづくり、ここにしっかりと力を入れていくべきです。不況が続き、いま以上に高齢化・少子化が進むことが予想されるなか、社会保障費の増大に対応し、市民の福祉・医療・保健・教育・生活環境といった暮らしの安全安心や次世代の健全な育成を図っていくためにも、行財政改革と経済活性化を大いに推進すべきと考えます。
もちろん、その効果が表れてくるのは先のことです。我々は、まだまだ耐え忍んでいかなければなりません。地道な努力が必要であります。「入るを計って出ずるを制す」という言葉があります。この言葉をぜひ行政に携わる我々全員で重く受け止めてまいりましょう。
そして、稼げるまちというのはそれ自体が目的ではありません。その先に何を目指すのかが大事なことです。私は、持続可能な本庄市をつくり、さらに本庄から日本を元気にしようと本気で考えております。そのために、みなさんといっしょにさまざまなチャレンジをしたいのです。自分たちの子どもや孫たちにしっかりと胸を張ってバトンを渡せる日本社会をつくるためのチャレンジ・挑戦を、この本庄から起こしていきたいのです。
「自分ひとりが頑張ったって限界がある」というマイナス思考は、仕事が行き詰まった時には誰しもが抱くものです。私でもそのような感情に襲われるときもあります。ですが、どうかそういう時こそ、自分自身の仕事、そして市役所の仕事は、「世のため、後のために」尊い誇りのある仕事であると思い直していただきたいのです。
「世の中に本来、ムダということはあり得ない。」そういう自覚に立つときに、全ての物事はプラス思考で見えてくるのだと思います。これからの時代、市の職員の果たすべき役割は、ますます大きくなってくると思います。物事に真剣に、そして自信と誇りを持って頑張ってまいりましょう。
私も今後とも「世のため、後のため」まちづくりに魂をこめて、みなさんと共に頑張ることをお誓いし、以上をもちまして、本日の月いちメッセージを終わります。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら