「新しい副市長を迎えて」(平成23年7月分)

更新日:2020年10月01日

おはようございます。7月1日、今月の月いちメッセージをお送りします。
すでにご存じのとおり、昨日をもって田雜隆昌前副市長が退職し、本日付で国土交通省都市局市街地整備課課長補佐として赴任しました。昨日の昼休みには大変多くの職員のみなさんに見送っていただき、私からもお礼申し上げます。私自身もこの3年3カ月を振り返り、市政全般にわたり本庄市職員として、自ら魂を込めて仕事を進めてくれた田雜君と、そして彼を支えて頑張ってくれた数多くの職員のみなさん、そして彼がお世話になった市民のみなさんのことを思い起こし、感慨深いものがありました。
任期を9カ月残す中で残念な思いもありますが、私も田雜君の上司として、彼の今後と、本庄市全体の利益を勘案し、国交省幹部との信頼関係に基づいて最適な時期に彼を帰任させようと以前から考え、このような結果となりました。
これまで前副市長と共に市政進展に尽くしてくれた職員のみなさんに、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。なお、前副市長と本庄市との絆はこれからも続いていきます。この絆はぜひとも職員のみなさんにも、将来にわたっていかしていくようお願いします。
そして本日、新しい副市長を迎えます。酒井了新副市長は、前副市長と同じく国土交通省から本庄市に着任します。今日は、臨時庁議の場において辞令交付式を行い、その後、臨時部課長会議を開催し、市役所幹部職員に紹介する予定です。
副市長の職務とは地方自治法第167条に基づき、市長を補佐し、市長の命を受け政策及び企画をつかさどり、その補助機関である職員の担任する事務を監督することです。自治体の長は、その時の自治体の状況や課題、将来展望などを総合的に考える中で補佐役の人選を行い、議会の同意を得て選任します。
では、本庄市の状況や課題、又将来展望は何でしょうか。これは多岐にわたりますが、まずは根本的な命題として、少子化、高齢化が進む中で持続可能な地域社会づくりを進めなければなりません。本市の場合は総合振興計画の基本理念の実現を目指していく、ということです。そのためにも私たちは今後とも、市行政全般にわたり更なる業務の改善とスキルアップ、そして組織力の強化をたゆまず行い、市民に信頼される、公正で実行力のある市役所を目指していきましょう。
そして、このような持続可能な地域社会づくりを進めるうえで、本庄市独自の特徴、課題、又将来展望は何かというと、現時点では第一に、本庄早稲田駅周辺で展開している本庄早稲田の杜づくりを、平成25年度を一つの目途としてUR、埼玉県と共にしっかりと進め、今後の本庄市、広くは児玉郡市、県北、北関東に開けた拠点、ポテンシャルの高い稼げるまちを生み出すことです。すでにカインズの本社も来年開業が予定される中、地権者の理解も得ながら更なる企業の誘致や都市としての魅力づくりを仕掛けていかねばなりません。そのためのエコタウン構想を共に進める早稲田大学も大きなパートナーです。
そして旧本庄、旧児玉の市街地の課題、農村や山村の課題など、市全体の土地活用、都市政策の課題があります。いずれも持続可能な地域社会づくりという命題の下、最適な有り様を皆で考え、将来の子どもたちに胸を張ってバトンタッチできるまちづくりを進めていかねばなりません。
このような本庄市固有の都市政策の課題に取り組み、それにとどまらず、市政全般、市の業務全般のスキルアップと、市役所の組織力の強化に、職員のみなさんと共に力を注いで欲しいということで、田雜前副市長同様、再び国土交通省キャリアの新副市長を選任しましたので、職員のみなさんのご理解とご協力をお願いします。
来る方も、迎える方も、それぞれが人と人との新しい出会いです。知らない世界に足を踏み入れること、あるいは知らない人を自分たちの世界に迎えることには勇気も要りますし、又お互いにさまざまな苦労もあるかと思います。しかし、これもひとえに、本庄市政の進展、世のため後のために、持続可能な地域社会づくりのモデルになるような本庄市を創る、という大目標のためです。職員のみなさんには、酒井新副市長をどうぞよろしくお願いします。そして酒井新副市長には、本庄市をどうぞよろしくお願いします。
本年も半年が過ぎました。共に頑張っていきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら