「感染状況が平穏であれば有志で懇親会を」(令和3年12月分)

更新日:2021年12月01日

おはようございます。今年もいよいよ師走になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。
先週11月25日現在で、本庄市における新型コロナウイルスワクチンの接種率は、12歳以上の対象者約71,500人のうち、一回目接種を終えた方が60,784人、対象者の85.0%、二回目接種を終えた方が58,143人、81.3%となっております。接種業務に当たる医師会の諸先生はじめ医療関係者の皆様、そして健康推進課をはじめ、これまで予約受付や会場整理など様々な業務に従事、協力してくれた職員の皆さん、そして支えてくれた全職員の皆さんに御礼申し上げます。
我が国の急速な感染減少の理由については様々に取り沙汰されていますが、ワクチン接種を急速に進めたことが大きな要因であることは間違いないと感じます。最前線で汗をかいている基礎自治体への正当な評価がもっとあって良いと私は思います。このまま感染状況が落ち着いてくれれば良いのですが、世界に目を向けると、ブレークスルー感染が各国で後を絶ちません。しかも新たに南アフリカで発見された感染力が強い変異株、オミクロン株は、現在世界十数か国と地域で感染が確認され、日本でも昨日、ナミビアからの入国者の感染が確認されました。政府は昨日午前0時から全世界を対象に、外国人の新規入国を今後一ヶ月間、原則停止とし、また帰国する日本人にも、自宅待機の期間を以前の措置の2週間に戻し、中でもオミクロン株が確認された国や地域からの帰国者には、検疫所が指定する施設に留まる「停留」という強い措置がとられることになっています。
今回のオミクロン株については、初めての感染者が確認される前に日本政府が強い対応を決断出来たことは良かったと思いますが、濃厚接触者も多数確認されており、政府には今後より厳格な対応を求めたいと思います。そして今後国内においてこれ以上の感染者が出ないことを願うばかりです。
さてその上で、です。緊急事態宣言解除後、少しずつ飲食店も営業を再開し、夜の街にも灯りがともりつつあります。しかし、コロナ以前のような賑わいには程遠い状況で、お客もなかなか以前の様に戻ってはいないようです。
政府は11月19日に行動制限の緩和を発表し、埼玉県でも飲食店での時間制限や人数制限を撤廃し合わせて「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」認証店の利用をうながしています。県の認証を受けたお店であれば、時間や人数の制限なく懇親会を実施して良いというのが現状の判断です。
私は、感染状況が静穏な状況であれば、職員の皆さんにも、予防しながら飲食店に出かけて欲しい、そしてご家族や友人だけでなく、ぜひ職場の皆さんとも懇親を深めてもらいたいと願っています。とはいえ、大人数での集団会食は、何かあった時には参加した全員にリスクも伴います。新型コロナの特効薬が世間に出回り、インフルエンザと同等な扱いになるか、国内感染が0あるいは限りなく0に近づかないと、職場挙げての懇親の席はどうしても難しい面があるかと思います。自分自身、感染状況が平穏な状態が続くなら、懇親会を大いに推奨しつつも、しかし万が一の時に組織の業務継続に生じるリスクが甚大になると予想されるケースについてまで手放しでOKとは言えません。辛いところです。
ただしかし、おそらくそれぞれの職場においても、本年度入庁の新入職員の皆さんはもちろん、昨年度入庁した職員の皆さんと上司の方の、懇親の場はなかなか設けられていないと思います。ライフスタイルは多様化し、懇親会がそもそも好きではない方もいるでしょう。ただ昔のように毎週飲み会を強要されるなどということはそもそも出来ない時代になりました。従って年の節目に上司や部下が懇親の場を持つことは大切ではないかと思います。苦手に思っていた相手と打ち解けられたり、普段接している人物の意外な面を見られたり、自分なりの収穫が必ずある、懇親会にはそういうプラスの面も沢山あると私は思います。
オミクロン株の状況等を注視しつつ、仮に感染状況が非常に落ち着いた状態がまだ続くようであれば、それぞれが工夫をしながら、有志にての懇親会を検討してはいかがでしょう。決まったメンバーとでなく、これまで懇親の場を共有していない人とも、です。
繰り返しますが、感染が拡大する恐れのあるときは再び自粛を促しますし、皆さんも自分の身は自分で守るという意識で臨んでください。また職場でも外出時でも引き続きマスク着用と手洗いや手指消毒の励行等、感染予防策をしっかりとっていただくことも合わせてお願いいたします。これはコロナだけで無くインフルエンザの予防にもなります。
政府の水際対策が功を奏することを願いつつ、第6波の感染拡大にもしっかり備え、そしてつかの間かも知れない今の静穏な状況を、職場の円滑なコミュニケーションのために大いに活かし、皆さんにとって良き年末であることを願い、本年最後の月いちメッセージを終わらせていただきます。

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