レジャーベースタウン本庄市(令和4年5月分)

更新日:2022年05月02日

皆さんおはようございます。5月2日の月いちメッセージをお送りします。昨日まで三連休、明日からまた三連休です。感染対策をしながらお出かけになる皆さんもいるでしょう。今日は連休のはざまですので、難しい話ではなく、まさにレジャー、についてお話したいと思います。
よく「市長はいつ休みをとっているんですか」と聞かれます。自分は特殊な立場なので、土日も含め、用事が全く無い日はとても少なく、まして長期休みをとることは皆無です。どうも多くの日本人同様、働くことは良いことだ、という意識が根底にあるようで、これで良いと思っております。しかし、遊びに行く、外に出ることは元来大好きで、短い休みの時間を活かして家族と出かけてもいます。昨日もお昼はリニューアルオープンした市内の飲食店に行って来ました。出来れば仕事に差し障りのないよう、短時間で色々なところに行けたらいい、そう常に感じています。
その点、本庄市は行楽地をはじめ、どこに出かけるにもとても便利なところだと思います。これは我が市の大きな強みでしょう。
自分も子供が小さい頃は高速道路を使って出かけ、一泊もしくは二泊の旅行をしました。今では家族で泊まりがけということは無くなりましたが、それでも極まれに一日もしくは半日ほど時間が空くと、都内や、伊香保や軽井沢など上信越方面へ出かけることもあります。本庄市の特徴は、車で遠出しても帰りに渋滞で苦労することが実に少ない、ということです。関越道や上信越道を下って行楽地に出かけても、帰りの上りの渋滞はだいたいが本庄児玉インターから先で起きていますし、都心方面に関越道で出かけても、帰りに渋滞には巻き込まれません。上り車線の大渋滞を横目に「ああ気の毒に」と言いながら、内心「俺たち私たちラッキー」と思った経験は、多くの皆さんの共有するところだと思います。
それから新幹線です。通勤通学で使う方以外なかなか縁のない市民の皆さまも多いとは思いますが、やはり遠出をする際に本庄早稲田駅があるというのは実に便利だと思います。普段なら使わなくとも、何かの時には使える、交通の選択肢の幅があるということです。
これは私の仮説ですが、高速道路のインターチェンジや新幹線駅のある本庄市は、それらが無い、もしくは近くにも無い都市と比較した場合、市民が遠出をする回数や交通に費やす金額が高く、イコール市民のアクティブ度数が高く、行動範囲が広く、外の世界を知って良いところを大いに取り入れる、進取の気性に富んでいるのではないか。私は常々そう感じております。
本市はシティプロモーションの一環として「レジャーベースタウン」という標語を掲げました。これは大いに宣伝すべきだと思います。市のホームページの移住支援サイトに動画も出来ておりますが、金曜の夜から出かけて土曜一日たっぷり遊べて、日曜は家でゆっくり出来るという本市の強みを面白く表現できていると思います。
さて、近年本市の人口の社会増減は毎年、年間通じてプラスが続いておりますが、それでも3月中の転出入を見ると、2年前まではどうしてもこの月に限って転出がかなり多い、という傾向がありました。それが昨年、今年と、3月の転出入はほぼ拮抗となりました。日本人に関するデータに限って言えば、本年3月はこれまで無かった転入超過となりました。年度替わりの時の転入超過については、分析が必要ですが、本庄市の求心力の高まりと言う点で悪いニュースではありません。
なぜ人口の社会増減の話をしたかというと、本庄市の特徴である交通の利便性や行楽地に短時間で行きやすいという点、一般的に言ってこの点は、いわゆる移住希望者全般が移住先を選ぶ理由のなかで大きなウェイトを占めるわけではありませんが、しかしターゲットを、アクティブに活動し一定の収入を稼ぐ若い世代に絞った場合、必ずPRポイントになる、そう思うのです。おそらくこの点は近隣市の中でやはり社会増を実現している高崎市あたりと比べても、本市の方がコンパクトな分、居住地からのインターチェンジや新幹線駅へのアクセス面では格段に優れていると言えます。引き続き本市の利点である高速交通網の結節点としての価値を高め、効果的に外にPRして参りましょう。
最後になります。遠出も含めて外に出やすいというのは、裏を返せば外からも来やすい場所、ということでもあると思います。本庄市に外から来ていただくのは定住人口ばかりでなく、仕事や買い物、観光などによる関係人口、この増大と、その経済的効果の増大についても、大いに可能性はあるということです。農業でも商工業でも文化スポーツの面でもすでにいくつかの仕掛けが始まっておりますし、本庄でも児玉でも、これからが大いに楽しみです。まだまだ磨きが足りない、磨けば光る本庄市だと思います。アフターコロナを見据え、求心力のある、持続可能な、賑わいを呼び込むまちづくりに、皆さんの力をどうぞよろしくお願いし、本日の月いちメッセージといたします。感染対策を講じつつ、残りの連休を、大いに休み、大いに遊び、明けからの仕事に邁進して参りましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら