職員採用試験最終面接に臨んで感じていること(令和4年11月分)

更新日:2022年11月01日

おはようございます。11月1日、今月の月いちメッセージをお送りします。
明日明後日と、本庄まつり、そして3日には、こだま秋まつりも開催されます。各町山車の引きまわしが行われるのは実に3年ぶりです。事故無く、参加した方々が笑顔になるお祭りが出来ることを期待しております。10月11月はイベント続きです。市が関わっているもの、そうでないもの、いろいろですが、本庄市で行われるすべてのイベントが成功裏に終わることを祈っております。
さてそのような秋たけなわのなか、昨日まで職員採用の第三次試験が実施され、受験者の皆さんの最終面接に臨みました。毎年この試験に臨むと、私自身初心に帰り、市政進展に尽くす気持ちを新たにする、そんな原点回帰の心境になります。今日はこの事をお話します。
あまたの受験生にとって、最終面接は非常に狭き門です。そして面接に臨む皆さんはこれまた非常に緊張した面持ちで会場に入ってきます。私はじめ試験官の副市長、教育長、総務部長そして行政管理課長は、なるべく受験生をリラックスさせ、その「素顔」に迫り、今後の市役所職員としてふさわしいかどうかを判断します。緊張しっぱなしの方もいれば、途中でかなりリラックスして素顔が出てくる方もいます。そういう方を途中でまた緊張させて、別の素顔を見ることも時には必要です。
受験生も新卒の方、中途採用の方、様々です。それぞれの持ち味を今後職員として十分活かせるか否か、短時間で見極めなければなりません。即戦力と思われる中途採用の方もいれば、今後磨けば光る原石のような新卒の方もいます。そして、残念ながら不採用の方もいます。
一般事務職と技術職で採用基準は違いますが、それでも市役所は住民に一番近いところにある行政機関ですので、第一に見るのはやはりその方の人柄、社会人としてのマナーやエチケット、そして基本的な知識や教養そしてやる気です。その上で、技術職であればその方面の知識や実務能力も大切ですし、何より同僚と共にチームワークで仕事をし、市民の皆さまに真摯に、そして適切に応対するためのコミュニケーション能力は非常に大切です。
このような、受験生を全人的に把握することが求められる面接試験。言わばその方の今後の人生の進路を判定する試験ですから、こちらも神経を集中させて臨みます。一日中机に向かっての作業ですが、実は体力のいる作業だと、毎回経験するたびに感じます。
そして毎年のことですが、世の中の就職戦線の動向を見つつ、どうしたら優秀な人材を幅広く集めることが出来るか、担当職員は毎年苦心しながら工夫しています。本年もその苦心と工夫の末に、現時点では大きな成果が得られていると私は感じます。その工夫の中身を話すと、せっかく担当が作り上げてきた戦略が公になってしまいますので申し上げませんが、良き人材に面接という場で直接出会えることは、私たち試験官にはうれしいことです。改めて担当の皆さんを労いたいと思います。
また、採用試験の近年の傾向を見ると、最終面接受験者の中の、本庄市外からの方の割合はかなり高くなっています。その中には本庄市に何らかのつながりがある方もいれば、特にこれまで縁があったわけではないけれど、ご自身の考えに基づき意欲を持って本庄市を受け、最終面接まで残った方もいます。
このような、元々地元に生まれ育ったわけではないけれど今回受験している、という方々の話は興味深いものがあります。ただその内容を詳しく話すと、これも人物が特定され、ことによると本庄市全体の経営戦略のネタバレにもなってしまうと私は感じますので、やはりここでは申し上げません。後日採用結果が受験生に通知されて後、その要点について庁議のなかで部局長に話します。ちょっとだけ結論をいえば、皆さんがそれぞれの職場で頑張っていることが、採用試験にも良い影響を及ぼしている、ということです。
最後になります。私自身、振り返れば旧本庄市長の時に1回、新本庄市長を拝命してから17回、計18回の面接試験に臨んでおります。考えてみますと、この放送を聞いている多くの職員の皆さんは、ご自身も競争率の高い試験を経て入庁したわけです。私吉田信解は、選挙という洗礼は受けていますが、職員採用試験という難関は経験しておりません。そんな自分からみると、この試験を通って採用された方はやはりたいしたものだと、改めて感じるところですし、たとえ昔のことであっても、多くの不合格者が涙を流すなか、晴れて合格して採用された皆さんなのですから、改めてそれぞれ自信をもって、また初心を忘れずに今後とも市の仕事に臨んで欲しい、そう願っております。
そして、若い職員が伸びるか否かは、これは本人の努力と共に、配属された部署の上司や先輩、それぞれが試されるところです。なかなか仕事以外でのコミュニケーションがとりづらい状況だと思いますが、ぜひそれぞれ工夫して、今後に続く、良いチームワークを作っていただきたい、このことも合わせてお願いします。
以上で本日の月いちメッセージを終わります。寒くなりますが体には十分気を付けて頑張って参りましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら