ブランドメッセージ選定と活用について(令和6年7月1日)
おはようございます。7月1日になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。
今日は今月16日まで投票が行われている本市のブランドメッセージ選定について、感謝とお願いも含め、思うところをお話します。
今回の事業は、市民をはじめ、本市に関わるみんなで本庄市への愛着を高める、というシティプロモーション事業の一環です。全市民的な事業ですので、市役所全庁的な取組みであり、三役また部局長による庁内検討委員会も開かれ、その後、職員による庁内ワーキンググループもできました。
今回のブランドメッセージ策定のために具体的な検討を行ってくれた、このワーキンググループと、公募による皆さんや事業者によるシティプロモーション推進会議の、これまでのご尽力に心から敬意と感謝を申し上げます。さらには事業を直接的間接的に支えてくれている多くの関係者の皆さんにも感謝申し上げます。
さて、このブランドメッセージ策定作業は、投票という最終段階に入りました。私なりに申せば、ブランドメッセージとは、市民みんなに共有された地元への愛情や誇りの端的な表現なんだと思います。
本庄市に限ったことではないですが、とかく人間、他人の芝生が青く見えるものです。では自分たちの地元が嫌いなのかというと、決してそうではない。本庄市民も地域愛は強い。ただ、自分の地元への愛着と誇りについて、一人ひとりはそれを語る何らかの言葉を持っていても、それが周りの人たちと共有されている実感が無く、そのことをもどかしく感じている市民は少なくないと思うのです。
ブランドメッセージを市民みんなで作り、活用することは、自分たちのいるところがどんなところなのか、もっと言えば「私たちは何者なのか、何を誇りとしているのか」を、みんなが共有して語れることなんだろうと、私は考えます。ですから最終的にどのメッセージが選ばれようとも、我が本庄市の良さについて、我が事として考えてくれる人、策定に携わるあるいは参加する人が、大勢いることこそが大事だと思うのです。
多くの皆さんが納得するブランドメッセージが選出されて、それを活用し続けることは、本庄市への誇りや愛着について市民の意識の共有、共通認識を生み、また一人ひとりの地元への誇りの再認識につながると考えます。それは今を生きる我々ばかりか、次世代にも様々な良い効果や影響を及ぼすはずです。皆さんにもぜひ想像をめぐらせて欲しいです。
そこでぜひ皆さんにはあと半月の間、まずは自分で投票し、そしてご家族や友人知人にこの投票を促し、市民皆さまの投票の促進に力を貸していただきたい。これは皆さんの今のポジションの業務でなくとも、広く本庄市の将来を明るくする仕事であるととらえ、例えば普段から行っている、職場で同僚が気持ちよく仕事ができるための気配りや、困っている市民の方への声がけ、誘導など、およそ市の職員として市民や職場に温かい環境を提供するための広い意味での仕事と同様に考え、協力していただきたく、お願いします。
さて、数多いブランドメッセージ案の中から選ばれた4つの案ですが、それぞれの案に対する私の思いを語ります。ここではいわゆるサブメッセージは省略します。
まず「暮らしやすさ、5000年。」です。この地に太古の昔から人が住み続けてきたことをビジュアルに学べる、本庄早稲田の杜ミュージアムができなければ、この言葉は生まれて来なかったと感じます。古くて新しい、大変インパクトのあるメッセージだと思います。
続いて「つむぐほんじょう」です。この言葉で浮かぶのは本庄レンガ倉庫と競進社模範蚕室ですが、つむぐの意味はもっと広く、人、もの、事について、過去からの営みが縦糸、現在のつながりが横糸、それらが紡がれて本庄市を織りなすという美しい表現だと思います。
続いて「どこにでも行けるけど、ここにいたい。本庄」です。ああ、という言葉が口をついて出ました。我々が享受している地理的な交通の利便性と、安全安心の暮らしやすさ、そして郷土への愛情が、すっと心に入る表現です。多くの市民の偽らざる気持ちだと思います。
最後に「HONJO BASE TOWN」です。3番目のメッセージの気持ちをさらにギュッと詰めてベースという言葉に集約しています。アルファベット表記ですが、ベースという言葉自体はなじみ深いし、本庄市とはどんな都市かを端的に表わす、分かりやすい言葉だと思います。
7月16日まで、市民の皆さんをはじめ、本市に関わるできる限り大勢の皆さんの投票を目指します。また結果が出て、選定された暁には、様々な形でこれを活用し、みんなで我が本庄市への愛着と誇りの意識の共有・共通認識と、一人ひとりの再認識を促し、持続可能な本庄市のまちづくりへの良き効果、良き影響を生み出したいです。全職員みなさんのご協力をよろしくお願いし、以上で今月の月いちメッセージを終わります。
暑くなります。体調に留意して仕事に励みましょう。
更新日:2024年07月01日