例年にない事業の多かった8月(令和6年9月2日)

更新日:2024年09月02日

皆さんおはようございます。9月2日、今月の月いちメッセージをお送りします。この8月、市では例年にない様々な事業が実施されました。それらを振り返り、皆さんに御礼や今後についてのお願いを申し上げます。
まず記憶に新しいのは、一昨日の3市連携利根川花火大会です。開催日が近づくなか、迷走台風10号とその影響による不安定な天候に悩まされました。当初から順延しても翌日できなければ中止、というこの花火大会。開催前日30日の天気予報では、台風は依然動きが鈍く、打ち上げ会場周辺は31日夕方に雨、1日も不安定とのこと。このような状況下、31日早朝の会議において、3市一致して、落雷や突風などの非常事態が起きない限り、多少の雨も覚悟し当初通り開催と決断しました。なお開催日に急遽見合わせた場合、すでに費用が発生し、もはや順延できないことも覚悟しました。
当日午後、天候は次第に雨となり、午後5時頃には本部のテントの中まで風雨が吹き込みましたが、その後、奇跡的に雨はやみ、打ち上げ開始1時間前には西の空が美しい夕焼けに。その後、定刻7時から1時間、非常に洗練された豪華絢爛な花火を皆さまにご覧いただくことができました。
今回の開催に当たり、本市では担当の商工観光課が昨年より伊勢崎、深谷両市の関係者と折衝を行ってきました。3市の連携、口で言うのは簡単ですが実際困難も伴いました。改めて担当メンバーを労いたいです。そして前日当日の設営、駐車場や交通整理等にあたった各部局管理職の皆さん、大雨のなか本当にお疲れ様でした。心から感謝申し上げます。大勢の市民の喜びの陰に多くの職員の苦労があったこと、心に刻んで参ります。
さて8月、例年にない事業実施は他にもありました。市では学校を含む公共施設の見直し方針説明会を、小学校区ごとに計14回開催し、教育環境の一層の充実と、公共施設の見直し、この二つの大きな課題について、現在の市の展望を市民の皆さまにお伝えしご意見をいただきました。
子ども達の教育環境の充実については、小中一貫教育への移行という方針のもと、公立中学校4校は存続させ、小学校は同学年複数学級を維持できる規模で中学校区ごとに統合また現状維持という計画案を、教育委員会において作成しました。他にも不登校児童生徒への対応、小学校プールの統合、体育館の空調設置、等を今後の方針に盛り込みました。そして校区内の小学校3校を存続させる本庄南中校区を除く、本庄東中、児玉中、本庄西中それぞれの校区の順に小学校を統合する案を市民の皆さまに提示しました。
合わせて企画課からは108の公共施設について財政制約の観点から、地域コミュニティの維持、福祉、子育て支援、生涯学習のコンセプトのもと、施設の統廃合の方針を提示させていただきました。
特に学校は子ども達のみならず地域にとっての心の拠り所で、おそらく今月の各小学校での運動会においても地域の高齢者が子ども達を応援する麗しい光景が見られる事でしょう。そんな拠り所が統合されることに寂しさを感じない人はいないと思います。が、これが我が国の少子化の実態であり、将来の子どもの教育環境の充実のため、今から手を打っておきたい、と真剣に説明させていただきました。
本庄市全体でみれば、子育て世帯も含めた一定の社会増、つまり子連れで本庄に引っ越す若い世代がありつつも、生まれる子どもの数は減り続け、児童生徒数もここ15年間で22%減少、地域によっては減少傾向が顕著に進行、というのが現状です。今回の説明会は、学校や施設の統廃合のみならず、その背景にある少子化の現状と見通しについて、市民の皆さまと実情と危機感を共有する意味があったと感じます。
説明会を終えて、自分の所感ということで申すなら、特に学校が統合される地域の声はこれからも丁寧に聞くべきです。そういった地域では、子ども達の教育環境のみならず、免許証を返納した高齢者の移動手段の確保など他の世代への施策の更なる充実も必要ということです。
また少子化対策について本庄市として何が出来るか、改めて真剣に考え、チャレンジすべきです。説明会に来て下さった市民の皆さまは、一筋縄では行かない巨大な問題が我々の眼前にあるということを認識し、その中でも「では本庄市はどうするのか」という質問を多くいただきました。少子化対策について本腰を入れないと行けないという使命感を私は抱きました。
このほかにも8月1日、2日に水道事業の現状と課題について水道課では市民説明会を開催し、今般9月議会に料金改定をお諮りしています。学校、公共施設、水道、各説明会とも、準備に当たった担当メンバーには大変お疲れ様です。説明会終了は今後に向けての大きな第一歩ですので、引き続きよろしくお願いします。
以上で月いちメッセージを終わります。まだ暑さが続きますので体調には充分留意してください。

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