生涯学習推進大会について(令和7年3月3日)
おはようございます。3月3日、本年度最後の月いちメッセージをお送りします。
今日は皆さんに、3月8日土曜日に、グローバルソフトウエア本庄文化ホールの大ホールにおいて、午後2時から開催される、生涯学習推進大会へのご案内をいたします。
内容は郷土の偉人塙保己一の生涯を紹介するドキュメンタリー映画『共鳴する魂~塙保己一伝』の上映と、この映画を制作した株式会社ユニバーサルビジョン代表取締役の吉野浩氏の講演会です。すでに市内の自治会掲示板にポスターが貼られているので、ご存知の方も多いと思います。
私が会長を務める総検校塙保己一先生遺徳顕彰会では、昨年5月の総会にて、会員の皆さま向けにこの映画の上映会を開きました。吉野氏は現在、仲間と共にこの映画を国内外に広めようと活動を続けています。ロンドンの駐英日本大使館での上映を皮切りに、昨年はアドリア海に面したクロアチアの、6つの都市で上映会を開催しました。
また遺徳顕彰会では昨年9月12日の塙保己一命日の顕彰祭で、吉野浩氏の講演会を開催しました。この内容は昨年10月の月いちメッセージでも紹介しました。私たちが、とかく陥りがちな減点法の思考回路、「あれが出来ない、これが出来ない、あれがない、これがない」、ではなくて、「今の自分に何ができるか」という加点法の思考回路で塙保己一のように人生を切り拓こうというお話でした。
5月の映画上映の後も、また9月の講演会の後も、集まった皆さまから、「良い映画だった」「良い講演だった」多くの市民に「見てもらいたい」「聴かせたい」という声をいただきました。私自身全く同感です。
そもそも吉野浩さんとは一体何者か。昨年10月の月いちメッセージでは講演内容のみのお話でしたので、ここで吉野氏の人物像を紹介したいと思います。
吉野浩氏は1963年1月、福岡県の生まれ。20代の頃、強烈な人生の成功者に出会い成功哲学を学び、30才で独立起業され、大手電気メーカーの代理店として全国有数の販売実績を挙げ、その後成功と失敗を繰り返し、2009年に現在代表取締役を務める株式会社ユニバーサルビジョンを設立されました。人生の成功とは何かを追求するため、「成功脳失敗脳」というテーマでメルマガを配信。現在単行本になっています。また現在、FM大阪で毎週月曜夜8時からラジオ番組のパーソナリティも務めています。
この番組名ですが、その名も「U.Kとヒロの世のため後のためラジオ」と言います。タイトルからも分かるとおり、塙保己一の精神、加点法の思考回路を世に広めたいという吉野さんの思いが詰まった番組です。私も何回か聴きましたが、番組のところどころに「世のため後のため、今の私に何ができるか」というフレーズが出てきます。そして何回かに一回「世のため後のためという言葉は、江戸時代に現在の埼玉県本庄市に生まれた全盲の国学者塙保己一が遺したもの」と、さりげなく本庄市まで紹介してくれています。
映画「189」、皆さんご存知でしょうか。189、いちはやくの電話番号、虐待防止をうたった厚生労働省推薦の映画です。吉野さんは、この映画のエグゼクティブプロデューサーも務めました。
そんな吉野さんが仲間の映像関係者と共に手がけ一昨年に完成したのが、8日午後2時から生涯学習推進大会で上映する、先ほどから紹介している『共鳴する魂~塙保己一伝』です。約1時間位の映像で、塙保己一の人物像と、彼を取り巻く多くの協力者たちを世に紹介する、大変優れた作品であると思います。
以前私は吉野さんに、吉野さんは特定の宗教や政治団体のPRとしてこのような活動をされているのか、不躾ながら敢えて伺ったことがあります。塙保己一の遺徳顕彰はどなたが行っても有り難いですが、市長そして本庄市が関わる以上、特定の宗教や政治団体の広報宣伝に荷担しては問題なので敢えてお伺いしました。もちろんそうであった場合も、よほどの事情がなければ私個人として何らかの形で応援しようと腹を決めて聞いてみたのです。果たして、そういうことは全く無く、吉野さん個人の強い思いだけでやっているとのことでした。元々、塙保己一とは縁もゆかりもない方が、塙保己一に惚れ込んでその精神を内外に広めてくれている、その心意気に私は大いに感じ入ったところです。
最後に再度PRです。『共鳴する魂~塙保己一伝』この映画を上映し、その後吉野浩さんから講演をいただきます。遺徳顕彰会で行った上映会と講演会を、今度は多くの市民の皆さまにご覧いただき聴いていただきたい、塙保己一の生涯と、その前向きな精神を改めて学び、心に元気をつける良い機会です。ぜひ職員の皆さんにも来場して欲しい、そう強く思い皆さんにお伝えします。3月8日土曜日午後2時よりグローバルソフトウェア本庄文化ホールにて開催します。
以上で月いちメッセージを終わります。年度末、体調には充分気をつけて仕事に取り組みましょう。
更新日:2025年03月03日