本庄市の魅力を高める改善施策について（令和4年12⽉1⽇回答）

お手紙の1点目、「美味しい水作りをして欲しい」とのご意見でございますが、本市の水道水は、利根川周辺の深井戸から汲み上げた「地下水」を浄水したものを基本とし、埼玉県が経営する「県営水道」の浄水を混合して配水しています。

〇〇様がお住いの本庄地域の地下水は、カルシウムなどのミネラル分を多く含む硬水に分類され、飲み口がまろやかな軟水に慣れている方にとっては、飲みごたえのある硬水は美味しく感じない方もいる一方で、飲み慣れている方からは、ミネラルが豊富で美味しいとの声もあり、好みが分かれるものと存じます。

一般的な浄水器では、硬水を軟水に変えることはできないため、硬度を下げる方法としては、硬度の低い水道水（本市ですと県営水道）の混合割合を高くすることや除去専用の施設を導入する方法が考えられますが、これらを行うには各浄水施設の機能強化や施設整備が必要となり、費用面で大きな負担が生じることが想定されます。

水道事業の運営に必要な経費は、皆様からお預かりする水道料金でまかなうことになっており、施設の大規模な改修等を行うことは現時点では難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

2点目の「美味しい空気作りをして欲しい」とのご意見でございますが、お住いの早稲田の杜地域に近接する本庄総合公園や、隣接する深谷市には、畜舎や農地が点在し、以前から農業が営まれております。

近年、当該地域周辺の都市化が進むなかで、農業に起因する臭気に関して、市に改善を求めるご相談をいただいていることから、糞尿等の適切な処理や臭気の減少に向けた積極的な取り組みをしていただけるよう埼玉県熊谷家畜保健衛生所と協力して働きかけを行っており、畜産農家の方々には、臭気や害虫対策について、様々な努力をしていただいている状況でございます。

営農に伴い発生する臭気をゼロにすることは大変難しいことと存じますが、市といたしましては、臭気の発生源が特定され、悪臭防止法の基準値を上回っている場合には、法令に基づいた指導等を行ってまいります。また、悪臭防止法の基準値を上回っていない場合につきましても、事業者に対して臭気対策の要請など働きかけを行ってまいります。

今回ご意見をお寄せいただきました「美味しい空気作り」につながる生活環境の改善に向けて、引き続き、埼玉県などの関係機関と連携を図り、事業者等に対して環境に配慮した経営努力を促してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

3点目の街灯に関するご意見でございますが、本市に設置されている街灯には、防犯灯や道路照明灯、また商店街が設置している商店街街路灯など複数の種類がございます。

夜間の暗い場所は犯罪発生率が高くなる傾向にあり、防犯灯によって、歩行者の不安感が薄れるだけでなく、犯罪の抑止にもつながります。このため、本市では、各自治会において地域の皆さまの要望を踏まえ必要と思われる場所に防犯灯を設置していただいており、設置費用及び電気料を助成しております。

年間の設置に対する補助金には限りがありますが、地域ごとに順次改善されてまいりますので、防犯灯が必要な場所がございましたら、地元自治会へご連絡いただきますようお願いいたします。

これからも安全・安心のまちづくりのため、防犯灯の設置を推進し、歩行者の安全確保及び犯罪の発生防止に努めてまいります。