AIを活用した市バス(はにぽん号)運営について(令和5年8⽉7⽇回答)
意見・提言
足腰が丈夫ではない高齢者が、はにぽん号を利用する際、予約をしなければいけないのは無理がある時もあります。
雨天時に、時間に余裕をもって停留所に行くことは相当の負担がかかります。また、夏の暑い日、10分以上かけて停留所に行き、そのうえ座る場所もないなかでバスが来るまで待つのも負担です。
とはいえ、タクシーを使っての移動、例えば総合病院まで行くとなれば、自宅からは3,000円もかかります。年金生活者にとって、〇〇地区は陸の孤島です。
病気は予約してなるものではありません。いつ何時でも、電話すればすぐ来てもらえる、玄関から玄関へ、臨機応変に対応していただきたいと思います。
今やAIの時代、空いている車を利用して(パソコン上で分かる様にする)、例えばA施設に指示が入れば自分の玄関先まで来てもらえる。その際、到着時間も伝えてくれる。
そういう時がくれば、不安なく免許証を返納できます。なお、料金は500円以内を希望します。
回答
デマンドバス「はにぽん号」・「もといずみ号」の停留所は市内に400箇所以上設けておりますが、お住まいの場所によっては停留所までの距離が遠いところもあり、ご不便をおかけしているかと存じます。一方で、現状の公共交通網での人口カバー率は97.2%と高く、市内を網羅しているデマンドバスの運行により、ほとんどの市民の皆さまが公共交通を利用できる状況でございます。
デマンドバスは、乗降場所が決まっていること、乗り合いであること、予約が必要なこと等、自由度の面ではタクシーに及びませんが、タクシーに比べ料金が安く、居住地域による自己負担額の差が小さい移動手段となっております。デマンドバスとタクシー、公共交通としてのそれぞれの特性をご理解いただき、必要性に応じてご利用いただければと存じます。
市のデマンドバスの予約システムにつきましては、これまでにお寄せいただいたご意見や改善提案をもとに、AIによる配車システムの導入、電話予約とWEBによる予約システムの併用など、デジタル技術の活用も視野に入れながら令和7年度に見直しを予定しておりますので、〇〇様からのご意見も参考にさせていただきます。
高齢化の進展に伴い、運転免許証の自主返納の増加が見込まれるなか、すでに利用されている方、また、今後新たに利用される方を想定し、利便性の高い公共交通を提供できるよう努めてまいります。
(令和5年8月7日回答)
この手紙の内容に関するお問い合わせ先
都市計画課 25-1136
更新日:2023年10月02日