資源ごみ回収に係る改善点について(令和5年6⽉6⽇回答)

更新日:2023年09月06日

意見・提言

私は、2年間、環境衛生推進委員として資源ごみの回収に立ち会いました。資源ごみ回収について、改善していただきたい点をまとめました。

【要点】
・資源ごみ回収に出した世帯の割合は、10~18%で低調です。
・低調な原因は、可燃物や不燃物の収集にも出せるからでしょう。
・改善は、可燃物、不燃物に出すのを認めず、集資源ごみに集約することです。
・集約できず低調のままならば、人を立たせるのだけでもやめていただきたい。

【詳細】
1.資源ごみ回収に出している世帯の割合
上述のとおり、自分の担当エリアでは、資源ごみ回収に出した世帯の割合は10~18%(2年間の実績)で、大多数の世帯が、資源ごみに出していないようです。

2.なぜ資源ごみ回収が低調なのか
資源ごみ回収品の中で、ペットボトルは、週2回の可燃物収集に出すこともできます。また、ビンやカンは、隔週の不燃物収集に出すこともできます。従って、「月に一度の資源ごみに出すこともない」と考えている人も少なくないと思います。

3.資源ごみ回収はどうあるべきか
まず、大多数の世帯が資源ごみに出しておらず、可燃ごみ・不燃ごみにも出せるという抜け道があります。このため、資源ごみ回収は中途半端なのが現状です。

高齢化のなか、資源ごみの回収に年寄りが極寒の早朝に立つのは厳しいものがあります。実際にやってみて、中途半端な状態で立つことではないと思います。

資源ごみ回収の「目的と効果」はどのように推移しているのか。現状と照らし合わせて、資源ごみ回収はどのようにあるべきか考えていただきたい。例えば、抜け道をやめて集約するとか、回収の立ち会いをやめるなど、資源ごみ回収の担当部署である環境推進課に判断をお願いしたい。

回答

〇〇様におかれては、環境衛生推進委員として2年間に渡って精力的に従事していただき、また、資源ごみの排出状況にかかる詳細なご報告をいただき感謝申し上げます。

資源ごみとして収集している飲料缶、ペットボトル等の容器包装廃棄物は、限られた資源を活用するため、また、地球環境への負荷の低減を図るため、消費者、行政及び事業者が一体となって削減に取り組むことが求められています。消費者には、ルールに則った分別排出、行政には、分別収集しリサイクル事業者へ引き渡す、事業者には、製造・輸入した容器包装をリサイクルするという役割があります。

環境衛生推進委員の皆さまにお願いしていますのは、消費者のルールに則った分別排出を確保することによるリサイクルの円滑化を目的とした、資源ごみ分別回収日における立会い指導等の啓発活動でございます。皆さまのご協力により、資源ごみを分別し、排出する行動は、市民の皆さまに浸透してきたところではありますが、依然として、可燃ごみや不燃ごみへの混入といったルールを守らずに排出されているケースも見受けられます。

このため、各自治会における環境衛生推進委員の皆さまによる地域の啓発活動は、更なるリサイクルの円滑化に向け、分別意識の浸透や分別行動を促すために引き続き重要であると考えております。

また、資源ごみの回収量につきましては、〇〇様からご指摘いただきましたとおり、大きな変化は見られないのが現状です。

市では、この課題の解決に向け、各自治会による資源ごみ収集を中心に公共施設や一部の自治会に常設した資源ごみ収集所の活用、「ごみ減量・リサイクル協力店」である小売店舗での資源ごみ収集など資源ごみの排出機会を増やすことにより、市民の皆さまにごみ減量の取組及びリサイクル活動への参加を促し、また、広報紙への特集記事の掲載やごみ分別アプリを利用しての情報発信などにより、分別意識の浸透に努めています。

今回いただきましたご意見も参考とさせていただき、より効果的な資源ごみ収集のあり方について検討してまいります。

(令和5年6月6日回答)

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