生活騒音について
生活騒音とは
私たちの身のまわりには、さまざまな音があふれています。生活騒音は日常生活に伴って発生する音であり、音の種類、音の出る時間、場所はいつも同じとは限りません。昼間は気にならなかった音でも、早朝や夜間に周りが静かになれば、うるさく感じることもあります。音の感じ方には個人差があり、「40デシベルだから何の問題もない。」とはなりません。
生活騒音の種類
・テレビやピアノ等の音響機器からの音
・エアコンや掃除機等の家庭用機器からの音
・扉の開閉音や室内の足音等住宅設備・構造からの音
・人の声等日常生活の中で出る騒音全般
生活騒音をなくすために
一般家庭から発生する生活騒音は、法律や条例による規制対象にはなっていません。その一方、生活騒音は、日常生活に伴って発生するものであるため、なくすことはできません。それだけに、一人一人が、普段から心がけて必要以上の音を出さないように注意することが大切です。
また、当事者間の日常的な関係にも大きく左右されます。私たちはいろいろな「音」を出しながら日常生活を送っていますが、近隣が不快に感じると「生活騒音」になります。そのため、普段からの挨拶を心掛けるなど、良好な近隣関係の構築に努めてください。
生活騒音の解決に向けて
生活騒音は当事者間の事案であり、民事的な事項については、原則として、市が介入することはできません。もし苦情を言われてしまったら、感情的にならず、お互いに譲り合いの気持ちをもって話し合うことが大切です。
生活騒音に困ったら
(1)苦情は、早めに相手に話しましょう。気づかず騒音を出している場合もあります。不快であることを伝え、相手に認識してもらうことが大切です。
(2)苦情を言われてしまったら、指摘された音の音量、設置場所、使用時間や異常音の発生の有無を点検しましょう。
(3)賃貸住宅・賃貸マンションの場合は大家・管理会社へ、分譲マンションであれば管理組合へ、一戸建てなら町内会や自治会に相談し、音を確認してもらう方法もあります。生活騒音の場合、匿名でも位置関係で苦情者の名前がわかってしまうことが多く、町内会や管理組合等の第三者が間に入ったほうが良い場合があります。
(4)関係者立会いの下で、騒音測定をする方法もあります。実際に感じている騒音の大きさを、数値で確認することができます。裁判等の資料とする場合は、ご自身で測定した数値では測定状況などからデータの信憑性を得ることが難しいため、専門業者に測定を依頼することをすすめます。
法律相談について
市では、弁護士による法律相談を行っています。詳しくは下記のホームページからご確認ください。
更新日:2023年03月10日