もったいない!食品ロスを減らそう

更新日:2023年01月16日

食品ロスとは

もったいないと思いつつも、「食べ切れなくて…」「冷蔵庫にあるのを忘れてしまって…」と食べ物をムダにしてしまった経験はありませんか?こうした食べ残しや賞味期限切れなど、食べられたはずなのに廃棄されてしまっている食べ物を「食品ロス」と言います。

日本の食品ロス

日本では、年間約2,372万トンの食品廃棄物が発生していますが、このうち、食品ロスは年間約522万トンにも及びます。私たちが食べている食品の多くは、海外からの輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食品を大量に捨てていることになります。

食品ロスを減らすには、私たち一人ひとりが「もったいない」を意識して行動することが大切です。

食品ロスの約半分は一般家庭から

食品ロスは、食品メーカーや卸、小売店、飲食店、家庭などさまざまな場所で発生しており、全体の約半数は一般家庭から出されています。

家庭での一人当たりの食品ロス量を試算すると、1日約113グラムの食べ物が毎日捨てられている計算となります。

食品ロスの内訳

食品ロスを減らすためにできること

食材は必要な分だけ買う

買い物バッグを持っているはにぽんのイラスト

値段が安いからと買い過ぎてしまったり、買い置きがあるのを忘れて同じものを買ってしまったりすると、結局使い切れずに傷んだりして、廃棄してしまうことがあります。

そんな無駄を防ぐためにも、買い物の前には冷蔵庫や食品庫の中をチェックし、必要なものを、必要な量だけ買うようにしましょう。

食材を使い切る

お玉とフライ返しを持ちエプロンを付けているはにぽんのイラスト

食べ残しを減らすために、料理は食べられる量だけ作るようにしましょう。少人数の家庭では、ついつい作りすぎてしまいがちですが、残った料理は、他の料理に作り変えるなど工夫をして食べ切りましょう。

「賞味期限」を正しく理解する

食品の期限表示は、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があり、どちらも表示されている保存方法で保存した場合の、開封前の期限です。

賞味・消費期限

「消費期限」とは

品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」のため、それを超えたものは食べないほうが安全です。

「賞味期限」とは

品質の劣化が比較的遅い食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、それを超えてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限を超えた食品については、見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。

(注意)一度開封したものは、期限にかかわらず早めに食べましょう。

外食時にも食べきれる分だけ注文

左手にお椀、右手に箸を持って座っているはにぽんのイラスト

飲食店からの食品ロスは、客が食べ残した料理や、提供できなかった仕込み済みの食材などがあります。

量を少なめにしてもらったり、食べきってから追加注文するなどして、食べ残しがないようにしましょう。

家庭で実践!

計ってみよう家庭での食品ロス

消費者庁が行った家庭における食品ロス削減の実証事業で、食費のロスの計量を行うことで約2割、計量に加え削減の取り組みを行うことで約4割、食品ロス量が削減することが判明しました。まずはパンフレットを参考に、家庭での食品ロスを記録してみましょう。

【計ってみよう!家庭での食品ロス(食品ロス削減マニュアル チェックシート付き)】 (PDF:3.5MB)はこちらからダウンロードできます。

10月は「食品ロス削減月間」です

令和元年10月1日に食品ロス削減推進法が施行されたことに伴い、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められました。

食品ロスは「もったいない」だけではなく、ごみが増え、食料・食品の過剰生産につながってしまうほか、余分な二酸化炭素を発生させる原因の一つとなってしまいます。

食材を無駄にしない、食べ残しをしない等、ちょっとした意識の積み重ねが、大きな効果を生み出します。みなさんも、日々食べ物への感謝の心を忘れず、行動するよう心がけましょう。

国や埼玉県の取組

食品ロス発生の段階別にモデル的な削減の取組を支援し、生活者一人ひとりの意識・行動改革に向けて、官民をあげて推進しています。

食べきりSaiTaMa大作戦(たべきりさいたまだいさくせん)とは、3つの取組で食品ロスを徹底的に減らす作戦です。

食品ロスや食品廃棄物を減らす取組を実施する事業者を紹介しています。

食品ロスについて、漫画や動画でわかりやすく解説しています。

食品廃棄物が発生したら?

「もったいない」を心がけていても、何らかの理由で食べられなくなってしまった食品や、果物の皮など、工夫しても調理が難しいものはどのように処理すべきでしょうか。

これらは、そのままごみとして排出すると、ごみ袋の重さが増すだけでなく、臭いの発生やごみ収集所における鳥獣被害の原因となってしまいます。

市では、ごみの減量を目的として、生ごみ等の堆肥化を推進しています。ご家庭でも手軽に挑戦できる内容となっていますので、以下のページを参考に、ぜひご協力ください。

この記事に関するお問い合わせ先

経済環境部環境推進課環境衛生係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1172
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