教育の再生に皆さまの力を(平成19年4月1日号)

更新日:2020年10月01日

「市長、子どもに向き合っている学校の先生方こそ、いま一番支援しなければなりませんよ。私のこの寄附は、ぜひ頑張っている先生方の応援のために使っていただきたい。」
旧児玉町の出身で現在青梅市で病院を経営されている中林先生が、市の教育のためにと、多額の浄財を寄附してくださいました。その際に先生から冒頭の言葉をいただきました。先生からのご寄附をきっかけに、本庄市では「教育振興基金」を設立しました。基金の詳細については、今後広報などでお知らせいたしますが、福祉の充実のための社会福祉協議会への寄附と同じように、広く教育の充実にお志ある方々からの温かい善意を受け付けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
教育の問題は学校だけに責任を押し付けてもだめです。大切なのは責任のなすり合いを止め、学校・家庭・地域が次代を担う子どもたちの健全育成のため、お互いに支えあうことです。子どもたちを取り巻く環境が複雑多様化し、さまざまな方面から公教育への過度の要求がなされる中、いま学校現場の先生方は、子どもにじっくり向き合いたいと思ってもなかなか難しいのが現状です。先生の人件費は県から出されていますが、市としても先生や子どもたちのため、学校への人的支援について取り組みたいと考えました。財政的に非常に厳しいのが現状ですが、それでも本年度から「さわやか相談員」の増員など、市も独自の施策を始めます。今後このような人的支援にも、皆さまからの温かい善意を活用できればと考えています。教育は長い年月をかけて効果が現れるものです。その再生に向けて、お志ある皆さまのお力をどうぞお寄せください。

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