台風9号来襲(平成19年10月1日号)

更新日:2020年10月01日

関東地方を直撃した台風9号。ふだんは台風の被害も少ない本庄市ですが、今回は大雨をもたらすことが予想されたことから、市では早くから災害対策本部を設置しました。
9月6日午後4時、警戒体制をレベルアップし、149人の職員が夜通しの警戒に入りました。土嚢を準備し危険予想箇所に配る職員、河川や山間部の巡視に回る職員、埼玉県、消防署、消防団との連絡に当たる職員、本庁と児玉総合支所が連携をとって台風の襲来に備えたのです。
時刻も午後11時を過ぎるころ、私は副市長と総合支所に入り、状況報告を受けました。夜半には熊谷気象台から土砂災害警戒警報が発令され、さらに小山川の水があふれ各地で冠水との情報が入り、総合支所の雰囲気は緊迫しました。本泉地区では消防団が住民に自主避難の呼びかけを行い、児玉地域全体で7世帯の住民が避難しました。その後心配していたとおり数箇所で土砂災害が起こりましたが、台風通過後、雨も風も収まり、これ以上地すべりの恐れもないとして午後にはすべての方々が帰宅できました。
その他、本庄地域では利根川が増水したため水防団(消防団)が出て警戒に当たり、また、市の各所で停電や床下浸水などの被害がありましたが、大規模な災害は回避でき、7日午後5時に災害対策本部の解散となりました。しかし、その後も秋雨前線の影響で大雨が降り、土砂災害発生箇所については応急措置までに数日がかかりました。
今回、多くの皆さま方の一致協力により、被害を最小限に食い止めることができました。関係各位に心から感謝申し上げます。また、土砂災害発生箇所には依然として課題が残っております。今回の経験を機に、より一層市全体の防災体制の充実を図ってゆく所存です。

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