~本庄の特色~早稲田大学と連携したまちづくり(平成21年3月1日号)

更新日:2020年10月01日

男性が川淵氏に本庄市を紹介している写真

2月17日、初代Jリーグチェアマン、現日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎氏が本庄市を視察。親しく懇談する機会をいただきました。川淵氏は4月から早稲田大学の特命教授に就任し、大学が地域のスポーツ振興にどう関われるか研究されるとのこと。私は市長に就任後、例えばクロスカントリー大会に早稲田大学競走部のメンバーをゲストとして招くなど、大学との連携による地元のスポーツ振興に努めておりますが、今回の川淵氏との懇談を通じて、あらためて本庄市のまちづくりの特色は、早稲田大学との連携の強さにあると確信しました。
市内大久保山に早稲田大学が校地を取得して約50年。学部移転構想が学園紛争で頓とん挫ざし、大学と市民との間に冷たい空気が流れた時期もありました。しかし、昭和57年に高等学院が開校。平成16年より情報通信系と環境系の大学院、早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター、インキュベーション施設が開設。大学は新幹線駅の建設に7億円を寄附し、市との間に相互連携の協定を結ぶなど、新たな協力関係が築かれました。
その後、さまざまな方々の努力によっていくつかの成果が現れてきています。インキュベーション施設では新しい研究成果による新産業の育成も図られ、地元の工業団地で大きく発展した企業もあります。経済状況が厳しい中ですが、今後とも大学との連携による企業の地元展開が期待されます。また、留学生と市民の国際交流、大学院生による農業体験や電気自動車の開発と市内試運転、元小山川の浄化活動における市内小学生との共同調査や、森林資源等を使った環境にやさしいエネルギーの研究、さらには、昨年の「本庄早稲田能」公演や市民参加型医療フォーラムの開催など、大学の力を活かした地域との交流・連携事業も拡大・発展しています。映像のまちづくりでは、本庄発の新しい映画づくりの構想もスタート。今後市民の方々の参加も呼びかけていく予定です。
これからも早稲田大学と連携して、全国に知られる元気なまちづくりを進めてまいります。

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