「市民の地域子育て参加率」が高いまち(平成21年12月1日号)

更新日:2020年10月01日

お面を被っている子ども獅子舞の様子の写真

11月の本庄まつり、こだま秋まつりの主人公は「子ども」です。難しいお囃子をみごとに演じている様子から、長い間稽古を積んだことが伺えます。本庄市にはほかにも獅子舞や神楽、万作などの伝統芸能がありますが、これらも子どもたちが参加し、演じております。他地域と比べ、伝統芸能に関わる子どもは多いと思います。
稽古をつけているのは地元の大人です。礼儀作法にうるさい恐いおじさんもいるようです。伝統的な子育て、地域教育の良さがそこに息づいています。
本庄市には子ども向けのお稽古ごと、地域教育活動に携わる方々が大勢いらっしゃいます。スポーツ少年団のチーム、書道、華道、茶道教室や音楽・美術教室、さまざまな種類の舞踊教室、学校の部活動にも多くの外部コーチが活躍しています。厳しくも温かく子どもの健全育成のために尽くされています。
また、ボランティアの方々による「子育てサロン」活動も活発です。自治会や老人会、PTA、学校応援団、各種団体による子どもたちの見守りや、子どもを集めての納涼祭、催し物も各地で盛んに行われています。企業や商店、農家においても、中学生の職場体験が盛んに行われています。働くみなさまの姿を見せることも、立派な地域教育です。 もちろん、「私は自分の子どもで精一杯」という方も、ぜひ胸を張っていただきたいと思います。「一人の人間を自立させ、社会に送り出す」子育てという行為は、実は最も社会に貢献することだと私は思います。
「自分も何らかの形で将来を担う子どもたちの育成に関わっている」ということを、改めて自覚してみると、子育てに自信と誇りも生まれてくると思うのですが、いかがでしょうか。もっとも、「子は親の鏡」と言われますので、生半可な気持ちで向き合っても、子どもは応えてくれません。「子育ては自分育て」と言われる通り、子育ては、自分自身の問題点と向き合う修行でもあります。だからこそ真剣に子育て向き合っている方々には、頭の下がる思いです。

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