先人の積み重ねの上に(平成22年1月1日号)

更新日:2020年10月01日

共同記者会見での男性4名による記念写真

昨年11月25日、県の知事公館において、ホームセンター業界トップクラスである株式会社カインズの本社が本庄早稲田駅南口へ3年後に移転する旨の記者発表を行うことができました。この誘致計画は、平成19年から市が県や早稲田大学をはじめ、多くの関係者の協力を得る中で進めてきた事業です。年商約3,500億円という、県内に移転すれば第3位となる大手企業の本社誘致の決定は、本当に喜ばしい限りです。しかも本庄市への移転に合わせ、本社従業員も100人以上新規採用するとのことで、雇用確保の面でも大きな効果が期待できます。
市では、合併後の4年間の中で、企業誘致条例を制定し、産業開発室という企業誘致のための部署をはじめ、関係各課をあげて本庄の地を多くの企業にPRし、時には私自らトップセールスで企業誘致に取り組んでまいりました。
その結果、これまでに多くの企業の誘致に成功することが出来ました。例えば、児玉町児玉の小山川の南側には、『ガリガリ君』でおなじみの赤城乳業株式会社の工場を深谷市から誘致し、来月には操業を開始します。将来的には見学コースや直売所も併設される予定で、多くの見学客、観光客が訪れることでしょう。
まちづくりとは、先人の努力の積み重ねの上に、今を生きる我々が後世のためになすべきことをコツコツとなして行く営みであると思います。思えば優良企業の誘致決定も、本庄市が高速交通網の拠点としての地位を確立し、早稲田大学の研究機関の立地というほかに無い条件を整え、さらに合併によってスケールメリットを生かせるという、まさに先人のまちづくりの積み重ねの上に、そして、多くの関係者のご尽力があって実現したものであります。特に、地権者の方々の「市の産業振興のためなら」というご協力が不可欠でした。
今後とも、本庄市へのさらなる優良企業の誘致を促し、広く市全体の経済の活性化を図り、将来の福祉や教育の充実と持続可能なまちづくり、次の世代に誇りを持って手渡せるまちづくりにつなげたいと考えています。

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