「はやぶさ」と「岡田ジャパン」と本庄市(平成22年7月1日号)

更新日:2020年10月01日

ペンシルロケットの写真

6月13日、史上初の月以外の天体での着陸と離陸に成功した探査機「はやぶさ」が、地球への帰還を7年かけて果たしたこと、そして翌14日未明のサッカーW杯大会予選における対カメルーン戦での日本の勝利は、私たちに大きな希望を与えてくれました。
「はやぶさ」は事故や故障が続き、一時行方不明にもなりましたが、宇宙研スタッフの必死の努力で今回の帰還ができました。「岡田ジャパン」も、下馬評では一勝すらできないと言われながら、そのプレッシャーに耐え、監督以下チーム一丸となって他国開催でのW杯初の勝利を手にすることができました。「日本はまだまだやれる」と多くの国民が感じたと思います。
今回「はやぶさ」が探査した小惑星は「イトカワ」といい、これは日本の宇宙研究の草分け的存在である故糸川英夫博士の名前をとっています。実は、糸川博士と本庄市はご縁があります。博士は昭和31年に当時の高層気象台本庄出張所に来られ、隣接する本庄西小学校の校庭を使用して高層大気の観測を行うための「ロックーン」実験を行いました。実験は成功し、その際に糸川博士から協力のお礼にと贈られた日本の超音速ロケット研究のさきがけである「ペンシルロケット」は、今も本庄西小学校に保存されています。
「岡田ジャパン」と本庄市の関係は、先月の広報の巻頭カラーで皆さまもご存じの通りです。日本神社のダルマは南アフリカに持参する、という約束を岡田監督からいただいております。この原稿が皆さまの目に留まる7月に、世界の強豪相手との対戦結果がどうなっているか分かりませんが、まず日本が一勝できたことは本当に良かったと思います。
日本全体から見ればまことに小さな本庄市ですが、日本を元気にするために我がまちも色々と関わってきましたし、関わっているのです。これからも市民の皆さま、とりわけ次代を担う青少年のみなさんには、我が国の将来に希望を持って頑張っていただきたいと思います。

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