市長から市民の皆さまへお知らせ「児玉地域における固定資産税(土地)の調査・更正の実施について」(平成24年12月1日号)

市では昨年度、旧本庄市分と旧児玉町分の固定資産税課税システムの統合整備を完了させました。これに基づき本年6月から運用を開始した航空写真情報システムを利用して、平成27年度の評価替えに向 けた宅地の検証作業を行いました。そのなかで、児玉地域の宅地の一部について、税負担の軽減のための特例措置が正しく適用されていないことが疑われ、 今後調査が必要となる案件が約1,800件と、大量に存在することを確認しました。
なお、このような状況は本庄地域(旧本庄市)においてはありません。原因については、合併前の旧児玉町時代において、住宅用地の特例措置が正しく 適用されていなかったことによるものと思われます。 いずれにしても個々の実態把握及び詳しい原因の特定などは今後の調査によることになります。 合併後、旧本庄市分と旧児玉町分の固定資産税課税システムの統合整備は、不可欠の業務であり、段階的、計画的に実施してまいりました。その業務が完了し、新たな調査を行ったことで、問題の存在を確認したところです。
市としてはまず12月議会に、より詳しい調査準備 のためのシステム導入の予算をおはかりし、平成25 年度から調査と更正に取り組んでまいる予定です。 今後とも市民の皆さまには状況の進展について逐次報告してまいりますが、本格的な調査の開始及び最終的な解決までにはどうしても一定の時間が必要です。合併後現在まで、結果として期間を費やさざるを得なかったことも合わせ、ここに深くお詫び申し 上げます。
現本庄市として、合併前に起因する課題の解決にも全力で取り組んでまいりますので、皆さま方のご理解とご協力を賜りたくお願いいたします。

注意:今月は、「市長コラム」をお休みして「市長から市民の皆さまへお知らせ」を掲載しました。