エコタウン・環境共生都市づくりにご協力を(平成24年6月1日号)

本庄市は、5月1日、埼玉県から埼玉エコタウンプロジェクトの指定を受けました。このプロジェクトは、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの活用(=創エネ)や、徹底した省エネに取り組むことにより、エネルギーの地産地消を具体的に進めるモデルをつくり、全国に発信し、暮らしやすく活力のある地域社会の創造を目指します。
3月11日の震災以降、日本のエネルギー状況は大きく変化しつつあります。大規模電力会社からの電力に頼るだけでなく、再生可能エネルギーを効率よく生み出し効率よく使う技術とシステムをいかにしたら確立できるか、そこに我が国の将来はかかっていると言っても過言ではありません。
本市ではそのような実験がすでに本庄早稲田の杜地区で始まっており、今後実用化が期待されます。本庄早稲田の杜を新しい時代のエコタウンのモデル地区とするべく、地権者のご理解を得ながら県、早稲田大学、企業そして市民の皆さまと共に計画を進めてまいります。
また市内全域を対象に、市民の皆さまがご家庭に太陽光パネルを設置する際の補助金に加え、合わせて高効率給湯器を設置した場合に補助金を加算する制度や、事業者向けの新エネルギー設備の設置に対する補助金を創設しました。ぜひ多くの皆さまにご活用いただければと思います。
環境に配慮した事業としては、生活面でのリサイクルやごみの減量化などはもちろん、教育、農業、河川浄化、健康づくり、防犯防災、交通、公共施設建設などの分野において、新しいチャレンジや従来からの取り組みの一層の充実を、市民の皆さまとの協働により推進してまいります。
「エコタウン・環境共生都市本庄」の実現は、私たち市民一人ひとりがその推進役です。今回の埼玉県からの指定を機に、市民ぐるみで環境に配慮した創エネ・省エネのまちづくりを進め、市の魅力を高めて行きましょう。