UR都市機構による本庄早稲田駅周辺土地区画整理事業の完了(平成26年4月1日号)

UR都市機構による本庄早稲田駅周辺土地区画整理事業が完了しました。7年半で道路、駅前広場、公園、上下水道などのインフラ整備が進み、大手企業本社の移転開業、大規模商業施設の開業、宅地開発など街並みが整備されました。居住者もすでに500人を超え、また区画整理の原資となる9.2ヘクタールの保留地の売却等処分もこのほどすべて完了しました。

これまでのさまざまな苦労を思い起こし、万感胸に迫るものがあります。

当初予定された公団施行の154ヘクタールの大規模な開発事業は国の特殊法人等改革により見直しが必要とされ、多くの方々のさまざまな苦労の末、平成18年9月、65ヘクタールの先行整備地区として事業スタートしました。私も市長就任以来、自分たちのまちは自分たちで、という原点に返ってみんなで知恵を出し合い、新しい「本庄早稲田の杜」を創ろうとの強い使命感で本事業に職員と共に取り組みました。事業を工期内に完了すること、そして特に、右肩上がりでない時代にあって、9.2ヘクタールの保留地を事業完了時までに処分することは大きな命題でしたが、実現でき本当に良かったと思います。改めて、地権者のみなさんのご理解とご協力、施工者であるUR、支援いただいた国、県、早稲田大学、すべての工事関係者、進出企業の各位に御礼申し上げます。

UR施行の土地区画整理事業は終わりましたが、これでまちづくりは終わりではありません。孫子の代まで引き継がれる持続可能な本庄早稲田の杜づくりはこれからが正念場です。先行整備地区以外の地域の課題も残っております。すでに、地元ではまちづくりの勉強会の活動が始まっております。地域のみなさんが新旧お互い協力しつつ、誇りあるまちづくりを進められるよう願ってやみません。市としても今後とも更なる企業誘致や、周辺地域の身の丈に合った整備を推進し、地域全体、埼玉県北部、北関東の拠点づくりを引き続き進めてまいりますので、市民の皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。