「2つの市街地×新旧2つの拠点→街なか歩きを盛んに(平成26年10月1日号)

 今月の広報（2ページ）でご案内のとおり、来年完成予定の2つの公共施設の愛称がそれぞれ「はにぽんプラザ」と「アスピアこだま」に決定しました。
 この2つの新しい施設には、多くの人に訪れていただくためのポイントがあります。
「はにぽんプラザ」は市民活動の拠点として高齢者から若者まで幅広く活用される施設ですが、山車も展示できる吹き抜けのホールと、市内各所を紹介する映像（一般応募作品）が流れる観光案内のコーナーもできます。
 「アスピアこだま」は児玉地域の行政、生涯学習、子育て支援、健康づくりなどの拠点となります。また、我が国の文化史上における偉人塙保己一の新しく生まれ変わった記念館も併設されます。 この新しい2つの施設のオープンに加えて、本市では2つの市街地にある、「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関係する歴史的な建造物の改修や内部リニューアルも行います。
 中心市街地においては、中山道沿いの「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」を、文化財的な価値を残しながら耐震改修します。完成のあかつきには、全国屈指の繭市場だった本庄の繁栄を感じつつ将来にわたり活用される施設になればと期待しております。
 児玉市街地においては、「競進社模範蚕室」の内部展示のリニューアルを行います。世界遺産の「高山社跡」との連携により、多くの見学者が養蚕技術改良の偉人木村九蔵の業績と我が国の産業教育振興にかけた先人の魂に触れていただけることを期待しております。
 このようにそれぞれの市街地の中に、新旧2つずつの魅力ある拠点を設けることで、それらを回遊する人の流れ、つまり「街なかを歩く人」を増やすこともできると考えます。
 今後は観光客を迎えるための大型バス駐車場の確保や、トイレ、休憩スペースなどの環境整備も行ってまいります。また、街歩きのコース沿いの景観整備や、空き店舗対策事業のより一層の活用も、ぜひ市民のみなさんと共に推進したいと考えております。
 本庄・児玉の街なかを、みんなで元気にしませんか！