視覚障害者サッカーの応援について(平成30年10月1日号)

更新日:2020年10月01日

 本庄市では東京2020パラリンピックに向け、トルコ視覚障害者スポーツ協会とトルコ共和国の5人制サッカー(ブラインドサッカー)代表チームへの事前キャンプ地提供について交渉を進めています。
 5人制サッカーとは、日本では「ブラインドサッカー」と呼ばれており、ゴールキーパー以外が全盲の選手によるサッカーで、パラリンピックの正式競技でもあります。視覚障害者サッカーには他にロービジョンフットサルという弱視の選手によるサッカーもあり、どちらも本庄市と近年ご縁が深い視覚障害者スポーツです。
 ロービジョンフットサルについては、昨年より市民の有志の皆さまが、日本代表選手の本庄市での合宿を心を込めて支援しています。このことに対してロービジョンフットサル日本代表の所属先である日本ブラインドサッカー協会の事務局長が、市民へのお礼をしたいと本庄市を表敬訪問。その際には塙保己一記念館を見学していただきました。
 本庄市は盲目の国学者、塙保己一の生誕の地であり、旧本庄も、また旧児玉は特に昔からサッカが盛んな土地柄です。近年の川淵三郎キャプテンとのご縁もあり、今度のパラリンピックについてはブラインドサッカーに焦点を絞って、キャンプ地誘致のアクションを起こしていく事が本庄市らしいと、多くの方々からも提案されました。この度ご縁あってトルコチームの代表を7月に本市にお迎えし、練習会場や宿泊施設について視察いただき、本庄市を第1候補にしたいとの意向を確認しました。今回の交渉で良い結果が出て、さらにトルコチームがヨーロッパ予選を勝ち抜けば、本庄市において東京2020パラリンピックの事前キャンプを行うこととなります。
 先月2日には本庄市において日本ブラインドサッカー協会主催による東日本リーグの開会式と、ブラインドサッカー6チーム、ロービジョンフットサル2チームの試合が開催され、同時開催された日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長のトークショーと子ども達の体験会も盛会の内に終わりました。これからも視覚障害者サッカーの支援に、市として力を入れてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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