両陛下と私たち(令和元年12月1日号)

更新日:2020年10月01日

 天皇皇后両陛下におかれては10月22日の即位の礼に続き、11月10日には祝賀御列の儀(パレード)を無事に終えられ、内外の多くの人々の祝福を受けられました。14日から15日にかけては天皇ご一代に一度の大嘗祭が行われました。この大嘗祭の内容は秘儀とされておりますが、ご即位された陛下が天照大神はじめ我が国の神々に全国から献上された穀物をお供えし、国の安泰と国民の平安を至心に祈られる最も格式の高い神道の儀式と言われます。本庄市からも小和瀬地区の大和芋が献上されました。
 天皇、皇后というご存在は、国民の理想を鏡のように映し出される、そう私は感じます。皇后陛下はかつて皇太子妃の時期に適応障害と診断されました。時間をかけて少しずつ快復されましたが、そこには一貫して妃殿下をかばわれ見守られた当時の皇太子殿下と、ご自身のお立場に誠実に向き合われ、快復に努められた妃殿下のお姿がありました。順風満帆ばかりが人生ではないのは皇室も国民も同じです。辛いときや苦しいときこそ互いにいたわり合い、誠実に歩み、共に乗り越えゆく…両陛下のこれまでのお姿は、まさに世の夫婦の理想像であり、だからこそ我々国民が抱く敬愛の念は、この度のご即位にあたってより一層増しているのではないか、私はそう感じるところです。
 令和の時代が平安であって欲しいと誰もが願うところですが、国際環境、地球環境を考えるとき、日本および世界の前途は厳しいと私は覚悟しております。しかし我が国には国民の幸せと世界の平和を常に祈られる両陛下がおられます。これからも国民統合の象徴として両陛下を仰ぎつつ、それぞれの立場で家族や社会のために尽くし、より良い日本と平和な世界を創っていきたいものです。

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