本庄早稲田の杜ミュージアム オープン(令和2年11月1日号)

更新日:2020年10月30日

去る10月15日、本庄市と早稲田大学の連携による「本庄早稲田の杜ミュージアム」が開館しました。当日は田中早大総長と共に大野埼玉県知事、丸山文科省文部科学審議官はじめ、多くの皆さまをお迎えし式典を開催いたしました。
本庄市は貴重な考古・歴史資料に恵まれており、これまでの歴史民俗資料館に代わる、よりよい文化財展示のあり方につき検討を続けていたところです。一方、早稲田大学は本庄キャンパスに世界各地の民族造形美術品など魅力的な資料を多く所蔵し、それらの展示や活用を検討していました。
こうした双方の豊富な文化資源の保存活用と将来構想について意見交換を重ね、平成29年度から具体的な検討が始まり、互いの連携のもと今般のミュージアム開設に至ったところです。
ミュージアムは市展示室と大学展示室で構成されます。市展示室では市のマスコットはにぽんのモデルになった「笑う盾持人物埴輪」や国内唯一の「ガラス小玉鋳型の完形品」など多種多様で貴重な考古資料と、年表・映像等で市の歴史と文化をたどることができます。そして大学展示
室では定期的に企画展が開催され、大学が所蔵するオセアニア民族造形美術品をはじめ魅力ある文化資源が研究成果とともに公開されます。
異なる文化を背景にした展示品を同じ施設に区切られた中で配置するという展示方式は、双方の文化資源の「価値」を改めて認識させる効果があり、文化施設の展示に関する新しい潮流と言われております。
大久保山、浅見山丘陵の恵まれた自然環境と、多様な遺跡や文化財に囲まれたミュージアム一帯を、市では今後「本庄早稲田文化の杜」と呼び、ミュージアムがその中核施設として、文化推進の拠点となるよう努めてまいります。
また近世以降の中山道を中心とした本庄の歴史を紹介する展示スペースが、本庄市街地の旧本庄商業銀行煉瓦倉庫において本事業の一環としてオープンいたしました。合わせてご案内申し上げます。
市民の皆さまにはぜひ足を運ばれ、本庄市の分厚い歴史と、早稲田大学の魅力的な文化資源にふれていただきますようご案内申し上げます。

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