排水路の洪水対策について(平成31年2月4日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 排水路の洪水対策についてですが、すでに排水路の住宅側に1メートル以上のコンクリート塀を設置していただいていますが、今後予測しがたい台風や線状降水帯による猛烈な集中豪雨などを思いますと、さらに対策を講じていただきたく思います。
 そこで対策案ですが、排水路の東側は児玉総合支所第二庁舎の駐車場になっており、そこに調節池を設置して、排水路から溢れた雨水を調節池に溜め込むようにしていただきたいのです。そうそれば、一時的な豪雨による洪水を抑えることができ、住民は浸水に遭うことなく安心して暮らせることができます。ご検討をお願いします。

回答

 ○○様より平成30年5月に寄せられた「八幡山地区の雨水冠水の解消」と関連したご意見として、回答させていただきます。八幡山地区周辺の排水路には、児玉市街地に降った雨水の大半が流れており、最後は一級河川女堀川へ流れ込んでいます。平成18年の合併以前から、同地区では雨水冠水が発生しており、合併後にも地元より雨水対策の要望が届いています。

 そのため市では平成20年度より、既設水路の構造や断面及び勾配などの見直しや、容量の大きなコンクリート製水路への改修、また、水の流れを分散させることなどを行って参りました。事業費は平成29年度までに約1億円となっています。しかしながら児玉市街地の既設排水路には、市街地内の住宅からの生活排水等が流れ込んでおり、宅内の汚水処理施設は単独浄化槽が多く、夏場の悪臭や蚊等の害虫の発生要因となり、近隣住民の方から対策等の要望がなされています。

 これらの解消を図るため、生活環境の向上と公共水域等の改善を目的に、平成16年度から児玉地域の用途区域内で公共下水道事業を行っています。この公共下水道事業では、汚水と雨水を分流して処理する方式(分流方式)を採用していますので、既存の水路等への排水負荷を減らすことになります。児玉市街地で、既に下水道が整備された地区の方には、早期に接続をしていただくことで、降雨時の既存水路の負担軽減につながります。○○様がお住まいの地区の西側部分に当たる地区についても、今年度、公共下水道の整備を行っており、今後も継続して整備を行う予定です。

 児玉総合支所第二庁舎西側の駐車場を調節池として整備したらどうかとのご提案ですが、当該地は面積が小さく、調節機能を持たせる容量が確保できないため、根本的解決は難しいものと考えています。このことから、児玉市街地全体の雨水を計画的に排出するには、公共下水道の雨水事業として整備を行うことになりますが、そのためには、まずは一級河川女堀川への雨水放流地点となる八幡山地区までの河川改修が完了することが必要です。市では、早期に完了するよう、引き続き埼玉県等に働きかけてまいります。 

 (平成31年2月4日回答)

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