水道料金の改定について
令和7年4月1日より水道料金を改定します
水道事業は使用者の皆様からいただく水道料金で運営しております。本庄市では、平成21年4月の合併後の料金改定(水道料金の統一)以降、消費税率の改定を除き15年にわたり経営努力により水道料金を据え置いてまいりました。
しかしながら、人口の減少や節水機器の普及等により水需要は減少し、水道料金収入が減少する一方、近年は、電力料の高騰や老朽化した水道施設の更新費用の増加などによって、水道事業の運営に必要な資金の確保が厳しい経営状況となっております。
必要な運営資金を確保し、安全で安心な水道水を将来にわたり安定的にお届けするために、まことに心苦しい限りですが、水道料金の改定にご理解とご協力をお願いいたします。
水道料金の改定内容
・基本料金及び超過料金を以下の料金表のとおり改定します。
・水道料金の平均改定率は約1.4倍です。
新水道料金表
口径 (ミリメートル) |
基本料金(1か月につき) |
超過料金 (1立方メートルにつき) |
||
使用水量 |
料金(円) |
|||
一 般 用 |
13 |
10立方メートルまで |
990円 |
10立方メートルを超え30立方メートルまでの分 150円 30立方メートルを超え50立方メートルまでの分 195円 50立方メートルを超え100立方メートルまでの分 215円 100立方メートルを超え200立方メートルまでの分 235円 200立方メートルを超える分 250円 |
20 |
1,430円 |
|||
25 |
2,450円 |
|||
30 |
4,000円 |
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40 |
8,400円 |
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50 |
16,000円 |
|||
75 |
37,000円 |
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100 |
57,000円 |
|||
150以上 |
127,000円 |
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集 合 用 |
13 |
10×世帯数 (立方メートル)まで |
990× 世帯数(円) |
10×世帯数(立方メートル)を超え30×世帯数(立方メートル)までの分 150円 30×世帯数(立方メートル)を超え50×世帯数(立方メートル)までの分 195円 50×世帯数(立方メートル)を超え100×世帯数(立方メートル)までの分 215円 100×世帯数(立方メートル)を超え200×世帯数(立方メートル)までの分 235円 200×世帯数(立方メートル)を超える分 250円 |
20 |
1,430× 世帯数(円) |
|||
25 |
2,450× 世帯数(円) |
|||
浴場営業用 |
100立方メートルまで |
7,000円 |
100立方メートルを超える分 100円 |
〇基本料金…使用水量にかかわらず定額を負担していただく料金です。
〇超過料金…使用水量に応じていただく料金(従量料金)です。
〇一般用…集合用、浴場営業用に該当しない方に適用される料金です。
〇集合用…一部の集合住宅に適用される料金です。
〇浴場営業用…一般公衆浴場(銭湯)に適用される料金です。
※10立方メートルまでの使用水量は、基本料金に含まれています。
新旧料金の比較(1か月あたり 消費税抜き)
口径 |
旧料金 |
新料金 |
差額 |
13ミリメートル |
680円 |
990円 |
310円 |
20ミリメートル |
990円 |
1,430円 |
440円 |
25ミリメートル |
1,120円 |
2,450円 |
1,330円 |
30ミリメートル |
2,500円 |
4,000円 |
1,500円 |
40ミリメートル |
5,000円 |
8,400円 |
3,400円 |
50ミリメートル |
7,500円 |
16,000円 |
8,500円 |
75ミリメートル |
12,500円 |
37,000円 |
24,500円 |
100ミリメートル |
18,750円 |
57,000円 |
38,250円 |
150ミリメートル以上 |
37,500円 |
127,000円 |
89,500円 |
使用水量(立方メートル) |
旧料金 |
新料金 |
差額 |
11~30 |
105円 |
150円 |
45円 |
31~50 |
125円 |
195円 |
70円 |
51~100 |
150円 |
215円 |
65円 |
101~200 |
170円 |
235円 |
65円 |
201~ |
190円 |
250円 |
60円 |
※10立方メートルまでの使用水量は、基本料金に含まれています。
料金改定に伴う経過措置
令和7年4月1日以前から継続して使用している場合は、料金改定後の1回目の検針分は旧料金を適用し、2回目以降の検針分から新料金を適用します。
引越し等により令和7年4月1日以降に使用を開始した場合は、1回目の検針から新料金を適用します。

料金計算・早見表
現在の使用水量から料金改定後の水道料金を計算(シミュレーション)できます。検針票をご用意いただき、PC等で以下のファイルをダウンロードしてお使いください。
※利用にあたっては表計算ソフトが必要です。ファイルを利用できない環境の方は、水道料金・下水道使用料早見表をご参照ください。
新料金計算シミュレーション(2か月分)(Excelファイル:100KB)
新料金計算シミュレーション(1か月分)(Excelファイル:100KB)
新料金における水道メーター口径13ミリメートルの水道料金・下水道使用料の早見表です。
県内の水道料金との比較(令和6年4月1日現在)
埼玉県内の家庭用で1か月当たり20立方メートル使用した場合の料金の比較になります。
主に近隣の自治体を抜粋していますが、本庄市は旧料金では1,903円と県内55団体のうち4番目に低い料金額で、県内でも低廉でしたが、新料金では2,739円と県内平均の2,594円を超え35位相当の料金額となります。
料金改定の理由
水道施設の老朽化

本市の水道施設の多くは、市の発展に伴う水需要の増加に合わせ、高度成長期以降、段階的に整備してきました。
設置から年数の経過した、一部のポンプ等の機械や電気設備については順次更新していますが、今後は、耐用年数の長い配水池や建物等においても更新時期を迎えます。
第一浄水場は、主要な建築物が令和11年度までに耐用年数を超過します。また、第二浄水場、児玉浄水場、金屋送水ポンプ場にも耐用年数を超過する建築物があり、施設の健全度が低下しており、劣化が進んでいることが課題となっています。


水道管の老朽化

令和5年度までに整備した水道管の40%以上が、すでに耐用年数を経過しています。
現在の老朽管の更新状況では、更新した水道管の延長よりも耐用年数を迎える水道管の延長が上回っているため、さらに老朽化が進行してしまいます。
このため、近年は漏水が多く発生し、修繕工事の際の断水などにより市民の皆様にご迷惑をおかけしている状況です。
水需要の減少
節水機器の普及等もあり、水需要は減少傾向にあります。今後も人口減少に加え、節水機器の普及等により有収水量はさらに減少することが予想され、水道料金収入の減少につながります。
〇給水人口…水道により給水している人口
〇有収水量…水道料金収入の対象となった水量
料金改定の必要性

水道施設について、老朽化や災害による断水事故等に対応するために、本庄市水道事業アセットマネジメント(資産管理)計画による水道施設の計画的な更新が必要です。
しかしながら、今後も料金収入の減少が見込まれ、将来的には、水道施設の更新に必要な資金の確保ができないばかりか、水道水を供給するための費用さえ賄うのが困難となってしまう予想となっています。
この状況を踏まえ、令和5年8月に市長は、「適正な水道料金について」、本庄市水道事業審議会へ諮問させていただき、検討の結果、水道事業全体を見据えた財政的な経営基盤の強化が必要であり、適正な料金について、令和6年3月に答申をいただきました。
いただいた答申を踏まえ、水道料金を改定する本庄市水道事業給水条例改正案について令和6年本庄市議会第3回定例会(令和6年9月)でご承認いただきました。
より詳しくお知りになりたい方は
この記事に関するお問い合わせ先
〒367-0054
埼玉県本庄市千代田3丁目4番5号
電話:0495-22-2151・0495-22-2152・0495-22-0291
ファックス:0495-22-2153
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更新日:2024年11月01日