vol.7 本庄歴史探訪 老舗15代目が語る 本庄宿と埼玉の偉人・渋沢栄一翁
2021年12月15日(水曜日)開催「本庄歴史探訪 老舗15代目が語る 本庄宿と埼玉の偉人・渋沢栄一翁」
埼玉県最古の企業戸谷八商店さんの「本庄歴史探訪 老舗15代目が語る 本庄宿と埼玉の偉人・渋沢栄一翁」に参加してきました。
こちらの戸谷八商店さんの創業は、なんと桶狭間の戦いと同年の1560年!
そんな老舗の15代目戸谷充宏さんが本庄を中心とした埼玉県北部の歴史を紐解きます。
まずは、陶磁器や砂糖などの商いで栄えた戸谷家を見学させていただきます。
江戸時代に建てられた蔵の中には、荷物を背負って運ぶために使われていた木箱など、今ではなかなか見ることができない歴史を感じられる品々が保管されています。
当時、商いに使われていた書物も拝見させていただきました。実物に触れられるのは大変貴重な機会です!
来客用に作られたという総檜造りの建物の中には、大河ドラマ「青天を衝け」の主人公にもなった郷土の偉人渋沢栄一から贈られた書が飾られています。
10以上の会社設立や社会貢献に関わった戸谷家、秩父セメント創業の諸井家、関東大震災の復興にも尽くした神川町出身の原家など、この地域の商人たちは金融やインフラの整備、慈善事業に尽力したそう。渋沢栄一が追求した「公益」の精神が本庄地域にも根付いていたんですね。
江戸から昭和にかけての本庄地域の歴史をたどる大変貴重なお話を伺うことができました。
【関八州持丸長者富貴艦】
江戸時代(19世紀)に作られた豪商番付表。
戸谷家の分家筋にあたる3代目戸谷半兵衛が西の大関格として位置づけられています。また、この番付表には、戸谷半兵衛を含め、本庄宿の豪商が3名も名を連ねていることから、当時の本庄宿の繁栄を伺い知ることができます。
更新日:2021年12月22日