はにぽん号の利用促進について(平成26年3月7日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

現在、児玉地域と本庄地域間は、はにぽん号の利用ができません。路線バスがあるからという理由ですが、そもそも路線バス利用者の大半は高崎線を利用するための交通手段だと思います。高齢者は、足が悪い人も多く、バス停まで行くのも大変です。バスの乗降さえ補助者がいないと乗り降りが苦痛な人もいます。
本庄駅に着いてからはにぽん号を予約して本庄総合病院へ行く、そんな面倒な事をしている人が何人いますか。停留所がたくさんあるのに、利用されていない理由が分かる気がします。せっかく良いものを作ったわけですから、利用者に喜ばれるシステムの再構築をお願いします。

回答

本市は、本庄駅を軸として、児玉折返し場行き・神泉総合支所行き・寄居車庫行き・伊勢崎駅行きの民間路線バスが運行しております。民間の路線バスは、地域住民には、通勤や通学などのため欠かすことができない大切な交通手段ですが、住民の自家用車への依存度が高まっていることから、利用者は減少している状況です。
また、市内循環バスは、民間の路線バスが運行していない交通空白地域を解消し、高齢者等の交通手段の確保や公共施設利用の利便性を高めることを主な目的として運行していましたが、「直接目的地に行けず、遠回りをするため、時間が大きくかかる」ことなどから、利用者は減少しておりました。
このような状況を踏まえ、市といたしましては、現在の路線バスをいかし、市内を快適に移動できる公共交通のネットワークを構築するため、市内循環バスの運行方式を含めた幅広い見直しを行いたいと考えておりました。
そこで、平成24年3月に市民、有識者、民間運送事業者等で構成する本庄市交通政策協議会を設置し、市の交通政策のあり方を協議してまいりました。協議会では、市民アンケートや本庄駅コンコースでのインタビュー調査を実施するなど住民ニーズの把握に努め、「本庄市総合交通計画」を策定いたしました。この計画は、路線バスの維持・確保に努め、現在運行している路線バスを活かすことを念頭に、デマンド交通を路線バスの運行していない交通空白地域で運行し、路線バスに接続することで、市内の交通の利便性を高める公共交通ネットワークを構築するものでございます。この計画に基づき、市内を「本庄北」「本庄南」「児玉市街地」「児玉山間地」の4つの区域に分け、デマンド交通「はにぽん号(本庄北・本庄南・児玉市街地)」と「もといずみ号(児玉山間地)」を平成25年10月1日から平成26年9月30日までの期間で実証運行を開始いたしました。
デマンド交通「はにぽん号」は、区域内の移動の利便性を高めるため運行する公共交通機関ですが、区域を越えた移動時の経済的負担を軽減するために、デマンド交通間やデマンド交通と路線バス間での乗り継ぎにかかる割引制度を設けました。
また、デマンド交通「はにぽん号」の実証運行の開始に併せて、本庄駅と本庄早稲田駅を結ぶ「はにぽんシャトル」の実証運行を開始しました。この「はにぽんシャトル」は、決められた時刻表に基づき定期運行をしており、予約の必要はございません。停留所は、本庄駅と本庄早稲田駅の間に6カ所設置し、本庄総合病院、ベイシアゲート本庄早稲田の近くにも停留所がございます。「はにぽんシャトル」も「はにぽん号」同様、路線バスやデマンド交通との乗り継ぎに係る割引制度を設けましたので、市民の皆さまに便利にご利用いただけるものと期待しております。
先程申し上げました様に、デマンド交通は、区域内移動の利便性の向上を目的としており、区域を越えた移動は、路線バスをご利用いただき、路線バスを含めた公共交通ネットワークを維持・確保していくこととしております。
今後も、運行事業者と協議しながら、市民の皆さまにより便利にご利用いただける「はにぽん号」を目指してまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
(平成26年3月7日回答)

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