膵臓がん早期診断プロジェクトの導入について(令和2年3月31日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 膵臓がんの早期発見についての番組を見ました。早期のすい臓がんは特徴的な症状がないため、早期での発見は難しく、症状が出た時にはかなり進行している状態で、予後も不良な場合が多いとのことでした。肝臓と同じく沈黙の臓器です。

 膵臓がんには膵管拡張・膵のう胞の兆候があり、これは比較的費用のかからないスクリーニング超音波検査(US)により発見が可能になるそうです。「尾道方式」では、医療機関と連携して内視鏡的逆行性胆管膵管造影などを実施し、早期がんの発見・治療に努めているそうです。その結果、膵臓がんの5年生存率は、全国平均の7.5%を大きく上回る約20%になったとのことです。「尾道方式」の導入は、安全安心で住みやすいまちづくりへの一助になると思います。是非御一考をお願いします。

回答

 がん検診につきましては、厚生労働省において「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」を定めています。この指針では、検診の効果について評価を行い、科学的根拠に基づいて効果が認められた検診を推進しています。本市のがん検診においても、この指針に基づき、実施しているところです。

 ご提案いただきました膵臓がん早期診断プロジェクト「尾道方式」につきましては、膵臓がんの早期発見による5年生存率に、有効であるとの情報は伺っておりますが、現時点では、膵臓がんの検診が厚生労働省の指針に含まれていないため、本市では導入しておりません。お手紙にもありましたとおり、膵臓がんは自覚症状がなく進行することが多いことから、その予防の取組みについて、他市の実施状況等も注視してまいりたいと考えています。

(令和2年3月31日回答)

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