農業振興地域の有効活用について(平成29年8月14日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 農業振興地域(青地・耕地整理地等)の住宅地及び店舗用地としての有効活用についてお伺いします。

 昨今の農耕当事者は高齢化がどんどん進み、休耕地・雑草地が目立ち、ブタ草・雑草による花粉症の発症、蚊の発生等が起こっております。沼和田地内の耕地整理完了後20年以上経過している中で休耕地・雑草地も増え、高齢化及び後継者不足が更に増え深刻な状況にあります。国道462号、今後の17号バイパスにより沼和田地内の耕作地が4分割され、ますます農耕に支障が出てくるものと想像します。国道・県道・市道で分断された農耕地が、道路及び民家に面した土地の住宅地及び店舗用地として活用できれば、税収増・地域の活性化・人口増・高齢化対策にも繋がるものと思いますがいかがでしょうか。

 また、現状のまま、農業振興地域指定のままならば休耕地・雑草地を減らす方策及び後継者育成の具体的な施策を伺いたいと思います。

回答

 ご意見いただきましたとおり、農業者の高齢化問題は、緊迫した課題だと認識しており、本市においても、高齢化や後継者不足により農家戸数が減少し、遊休農地も増加傾向にあります。

 本市の農業後継者育成施策といたしまして、新規就農者や女性農業者など多様な農業者に対して国・県等の補助事業の活用や、農業施設・農業機械等の整備を行う際の利子助成、各種団体の研修の実施など支援策を実施しております。

 また、遊休農地を減らす対策といたしまして、本庄市農業委員会では、農地パトロールや農地に関する相談を行い、遊休農地の解消や発生防止に努めており、埼玉県、本庄市及び市内農業団体等で組織している本庄市耕作放棄地対策協議会でも、耕作放棄地の未然防止と再生利用に取り組んでおります。

 さらに、本市では、農地の貸し借りの新たな仕組みである農地中間管理事業により、まとまりのある形での農地利用を推進し、担い手の規模拡大や耕作放棄地の発生抑制に取り組み、今後も引き続き農業者のさらなる育成と遊休農地の発生抑制に努め、本市の農業振興に取り組んでまいります。

 次に、本庄道路の開通に伴い、沼和田地区の農地に影響が出ることに懸念しているということですが、本市といたしましても、地元の意見を踏まえ国・県等と調整を行い、農地利用の適正化を推進してまいります。

 一方、私としましては、本庄道路の開通を機に、地域の活性化を図り、市民の皆さまの利便性も向上し、本庄市がよりよいまちに発展するよう努めてまいります。

 (平成29年8月14日回答)

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