公用車の給油価格について(平成28年6月10日回答)
意見・提言
現在、フルサービスガソリンスタンド(本庄地区)は、本庄市役所が値決めされているガソリン価格では、仕切原価割れ(赤字販売)となっています。
組合も財政課に何度も価格の見直しをお願いしている様ですが、単価に関しては埼玉の全ての(セルフ・フルサービス)スタンドの平均で単価決めしているとの事。
この様な決め方では私共、フルサービスのスタンドでは利益が出せないわけです。
元売り等にも相談をしておりますが、本庄市の値決めはあまりにも一方的で傲慢だと言われております。
他県、神奈川の市役所等の値決め方等を調べてもらいましたが、フルサービスの平均を参考にするなどしています。もう少し歩みよりがあるのでは。利益が出る様、価格決めの改善を希望します。
回答
本庄市が公用車等に給油している燃料費(ガソリン、軽油、灯油及びA重油)につきましては、埼玉県石油商業組合本庄支部(以下、「組合」)と一月ごとに単価契約を行っております。
契約単価は、平成28年2月まで、組合が提出した資料と、本庄市が市内ガソリンスタンドの市場価格を調査した結果を参考にして作成した資料をもとに、協議の上、決定しておりました。
一方、より透明性の高い行政運営が求められる状況となっており、特に契約行為においては、より明確な基準にもとづき事務を執り行うことが求められております。
こうした状況のもと、ガソリン等燃料の契約単価におきましても、算出根拠をより明確にするため、組合と協議を重ねた結果、平成28年3月より「一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター」(以下「センター」)が公表している給油所小売価格調査の結果を基礎として算出した単価とする方法に改めました。これにより、より一層の透明性を確保した中で、単価を算出することが可能であるとの判断によります。
現在の契約方法は、前月末に算出した単価で当月初めの契約となるため、契約時点と実際の給油時点の価格との間に差が生じますが、翌月の契約単価には、当月中の価格変動が反映されたセンターの調査結果にもとづいて算出いたします。
ガソリン価格は、平成28年3月頃から上昇しており、6月分の契約単価につきましては、5月分の契約単価よりも上がることが想定されます。また一方で価格が降下する場合には、契約単価よりも下がることも想定されます。
いずれにいたしましても、今後も透明性が確保でき、適正な単価で契約が行える手段を、組合とともに検討、協議を行ってまいりますのでご理解ご協力をいただきたいと存じます。
(平成28年6月10日回答)
更新日:2020年10月01日