市ウエブサイト投稿フォームの性別欄について(令和2年6⽉1⽇回答)
意見・提言
以前も提出書類等の性別欄廃⽌の要望をして、貴職よりご回答をいただきましたが、貴市ウェブサイトの投稿フォームに限っては、依然、送信者の性別欄があり、男性と⼥性のみです。確かに、無視しても投稿可能な仕様にはなっていますが、せめて「無回答」若しくは「その他」などとの選択肢を設置するか、性別欄⾃体を廃⽌するかの配慮は出来ないでしょうか。
これではLGBTの⽅は、ご⾃⾝の存在価値を否定されたかの如く、⽣き難さを覚えてしまいます。あるいは、LGBTに物⾔う資格なし、と⾔わんばかりの態様です。参考までに、IT業界の⼤⼿某社のウェブサイトでは、アンケートフォームやショッピングフォームにおいて、性別のラジオボタンの初期状態は当然に未選択であり、かつ、配置の順番は⼥性が先であり、さらに「その他」欄があります。法務省及び越⾕市の意⾒等投稿フォームも順番以外は同様です。埼⽟県及び春⽇部市の当該フォームは、性別欄⾃体がありません。さらにこれらの団体に限らず、数多の⾏政庁の諸⼿続きの様式にあっても、国の法令の拘束を受けない限りは性別欄を廃⽌しています。よって、貴市においてもウェブサイトの投稿フォームの性別欄を廃⽌されたく存じます。これらのジェンダー問題も含め、共⽣社会の先駆者たる市役所を⽬指していただきたい。
回答
ご意⾒をいただきました投稿フォームの⼊⼒項⽬については、本市では「市⻑への⼿紙」の投稿フォームに性別の⼊⼒欄を設けています。「市⻑への⼿紙」事業は、市⺠の皆さまはじめ多くの⽅々から市政に対するご意⾒やご要望をお寄せいただき、市政に反映させていくため実施しています。
さまざまなご意⾒やご要望をお寄せいただく中で、どのような世代の⽅からどのようなご要望があるのかなどを的確に把握し市政に反映させられるよう、年齢やご職業、性別について記載していただいていますが、ご指摘いただきましたとおり、性同⼀性障害やLGBTなど性の多様化に対する配慮、また⼈権擁護の観点からも性別記載欄については配慮が必要であることから、性別の記載は任意としています。記載欄を設けること⾃体の是⾮については、頂きましたご意⾒を参考にさせていただき「市⻑への⼿紙」事業の⽬的に沿った運⽤が図れるよう調査・研究してまいります。
(令和2年6⽉1⽇回答)
この手紙の担当課
市⺠活動推進課25‐1118、秘書課25‐1154
更新日:2020年10月21日