令和2年度の市重要施策について(令和2年6⽉8⽇回答)

更新日:2020年10月21日

意見・提言

    広報ほんじょう4⽉号の令和2年度の市重要施策を読んで、これで良いのかと思いました。

    「1.⼦どもが輝く未来を描く」は、教育環境整備は他⾃治体に遅れないようにお願いしたく、そのためには過疎化している小中学校の統廃合を図り、スクールバスの充実を図るべきと考える。その⽅が費⽤対効果は上がる。
    「2.まちなかがにぎわう未来を描く」では、空き店舗プロジェクトは300万円で何をするのか⾒えない。また、公園遊具の整備は良いが、城下公園のトイレ改善もこの中に含めるべきである。
    「3.活気あるまちの未来を描く」の、トルコ共和国との交流が本当に意味があるのか疑問である。小⽣から⾒ると、成り⾏きで関係が出来てしまったような気がする。そこには必然的なものがない。例えば、本庄市内の外国籍住⺠の中で最も⼈数が多い国との交流などの⽅が効果的ではないだろうか。何もトルコだけではない。また、市制施⾏15周年で、何で花⽕⼤会に3,000万円も使うのだろうか。一夜で3,000万円使ってブランド価値が上がるとは思えない。公園のトイレ整備や新型コロナウイルス対策に使った⽅が良い。現時点でイベントを考える⽅がおかしい。
    「4.誰もが健やかな未来を描く」では、振り込め詐欺防⽌対策として⾃動通話録⾳装置の貸出しに72万円の予算。⾼齢者を⾺鹿にしている。⾼齢者の被害防⽌なら付けて上げたらどうでしょう。
    「5.志と共⽣のまちへの未来を描く」では、塙保⼰一をいつまで前⾯に出すのか疑問である。また、埼⽟県美術展覧会⼊選者作品展の52万円も分からない。趣味であるのに県展に⼊選したからといってなぜ市税を使うのか分からない。
    いずれにしても重点施策を⾒ると本庄市の将来を描いた布⽯とは思えない。新型コロナウイルス感染が蔓延する以前の思考であると思うので仕⽅がない部分もあるが、ステージは変わった。⾒直しすることを要望します。併せて、以前にも広報紙で教育委員会委員のような重要な⼈の紹介には、経歴を記載して欲しいと要望したが断られた。本当にそれで良いのでしょうか。

回答

    ご質問、ご指摘等いただきました項⽬について、順次ご説明します。
はじめに、教育環境の整備における小中学校の統廃合に関するご意⾒についてですが、小規模校では、児童⽣徒一⼈一⼈の学習状況や学習内容の定着状況の丁寧な把握、補充学習や個別指導を含めたきめ細やかな指導を⾏いやすいなどの利点があります。また、統廃合による、地域と学校の関係の希薄化や、地域の拠点としての役割を担う施設が失われるなどの課題が⽣ずることが考えられます。⼩中学校の統廃合については、⼦供にとって最善の選択は何かという視点を持ち、保護者や地域の声等を踏まえて慎重に検討していきたいと考えています。
    次に、まちなかのにぎわい創出については、空き店舗プロジェクトとして、本庄商⼯会議所等関連機関との連携により、本庄駅北⼝周辺の商店街を中⼼に「ほんじょうマルシェ」や「まちゼミ」等の取組や、賑わい創出のための集中⽀援を実施してまいります。なお、本市では、少⼦⾼齢化をまちづくりの主要課題の一つとして捉えており、城下公園の改修については利⽤者のニーズ等を踏まえた利⽤しやすいトイレとしてまいります。
    次に、「活気あるまち」として聖⽕リレーの成功とトルコ共和国との交流を掲げたのは、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、市⺠の皆さまにも地域の魅⼒や資源を再認識していただき、まちへの愛着をより深めていただき地域発展の機運を醸成させたいという考えによるものです。
    トルコ共和国との交流については、塙保⼰一⽣誕の地である本市において、市⺠の有志による視覚障害者スポーツの⽀援が⾏われており、市としてもパラリンピック競技種⽬でもあるブラインドサッカーを応援することを通じて、同競技で東京⼤会出場を⽬指していたトルコ共和国との交流に繋がったものです。なお、本市の国際交流事業としては、本庄市国際交流協会の活動により、年間を通して本市在住のさまざまな国の⽅との交流活動を実施して頂いています。
    次に、市制施⾏15周年を記念した花⽕⼤会についてですが、市制施⾏15年という節⽬の年を、市⺠の皆さまが祝う機会を設けることにより地域への愛着を深めていただくとともに、誇りを持って市の活性化に取り組み、本市の知名度アップ、また交流⼈⼝の増加に繋げていくため計画したものです。なお、この事業は、今般の新型コロナウイルスの感染拡⼤防⽌のため中⽌することを決定しました。
    次に、振り込め詐欺被害から⾼齢者を守るための⾃動通話録⾳装置の貸出事業ですが、すでに留守番電話やナンバーディスプレイなどの対策を講じている⽅もおりますので、年間50台の貸出しを想定して予算計上したものです。貸出し後の利⽤状況により、機器が不要になった場合や市外転出する場合には、返却していただき再利⽤します。
    次に、塙保⼰一先⽣遺徳顕彰会への⽀援ですが、郷⼟の偉⼈である塙保⼰一の⽣き⽅を学び、誰もが夢や志を持ち、困難にくじけず⽣涯にわたり⾃分らしく⽣きられる社会の実現を⽬指すため、その事績を伝え広めていくことは、塙保⼰一⽣誕の地である本市の重要な役割であると考えています。また、障害の有無にかかわらず共に⽀え合い、安⼼して暮らせる共生社会を実現するためにも遺徳顕彰会の活動を積極的に⽀援してまいります。
     次に、埼⽟県美術展覧会⼊選者の作品展についてですが、この作品展は、県展に⼊選した市内在住者等の作品を、多くの市⺠の皆さまにご覧いただけるよう市内で展⽰するものです。この作品展を通じ、市⺠一⼈一⼈の芸術⽂化への関⼼を⾼めていただき、地域の芸術⽂化活動をより活性化したいと考えております。なお、今般の新型コロナウイルスの影響により県展が延期になりましたので、作品展は中⽌することとしましたが、来年度以降も継続したいと考えています。市では、今後も地域で芸術⽂化活動を⾏う団体や個⼈の⽅の⽀援に努め、創作・発表の機会、鑑賞の機会の充実に努めてまいりたいと考えています。
    最後に、広報紙で教育委員会委員などを紹介する際に経歴を掲載しないことについてご説明します。市広報紙では、記事の表現について統⼀性及び公平性を保つため、委員・役員等の紹介は、お名前と任期の掲載を基本としています。これは、国などの関係機関が選ぶ委員・役員等の経歴等が⾮公開となっていること、また、市の委員の選任にあたっては、経歴や職業等を参考とし、適任であると認められる⽅にお願いしていることなどから、委員・役員等の周知については、必要な事項のみを掲載しているものですので、ご理解いただきたいと思います。

この手紙の担当課

学校教育課25‐1183、商⼯観光課25‐1174、都市計画課25‐1137、オリンピック・パラリンピック⽀援室25‐1615、危機管理課25‐1184、⽣涯学習課22‐3248、広報課25‐1155

この記事に関するお問い合わせ先

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