最近の塙保己一遺徳顕彰事業について(令和6年5月1日号)

更新日:2024年05月01日

5月5日は、郷土の偉人塙保己一(塙検校)生誕の日です。本年は生誕278 年となります。この日に合わせ、「群書類従」の版木を保管している温故学会(東京都渋谷区)では塙検校を偲しのんで毎年生誕記念大会が開催されています。
当日は、本庄市でもセルディにおいて市民有志の皆さまによる「ほきいち祭(まつり)」が開催され、こども達による群読劇の上演等、塙検校を偲ぶイベントが開催されます。群読劇は昨年から県の塙保己一賞表彰式のアトラクションとしても採用され、多くの方がたに感動を与えています。
また、このほきいち祭ではお子さん向けに粘土細工による塙検校座像の製作教室が開かれます。教えてくださるのは、市内の株式会社エンマンジの大島洋一社長です。大島社長はこれまでも瓦製の塙検校座像を自費で制作し、市内の各公共施設や小中学校、さらには県立塙保己一学園や温故学会に寄贈されました。その数35体。学校や公共施設でご覧いただけます。
さらにこのほど、塙検校の精神と偉業を伝え遺のこすための映画「共鳴する魂 塙保己一伝」が東京都内で映像制作を行う株式会社ユニバーサルビジョンによって制作されました。社長の吉野浩氏は3年前に児童相談所虐待対応ダイヤルを全国に普及させるための映画「189」を制作し、児童虐待防止に向けた啓発活動に取り組んでいます。今回の塙保己一の映画に込めた思いは、『世のため後のために私たちに何ができるのか、という問いが当たり前になる世の中を創(つく)ること』だと語っています。
上映時間は約1時間。今のところ映画館等では上映されず、有料での映像貸し出しという形で全国に広めて行く予定だそうですが、小中学校、高等学校等の教育機関には無料で貸し出してくれるそうです。
来る5月25 日午後1時からセルディで開催される「総検校塙保己一先生遺徳顕彰会」の総会後、この映画「共鳴する魂 塙保己一伝」の上映会を行います。無料ですし、どなたでもお越しいただけますので、ぜひ多くの市民の皆さまにご覧いただきたくご案内いたします。
以上のように、塙検校の顕彰事業が市内外の多くの皆さまの善意で行われていることに、改めて深く敬意と感謝を申し上げます。

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