ご寄附を活かし「ほきいち号」をリニューアル(令和8年6月1日号)
本庄市の移動図書館車「ほきいち号」が、このたび新しく生まれ変わりました。これまで16 年にわたり市内の小学校や地域を巡回し、こどもたちや市民の皆さまに本の楽しさを届けてきた先代の「ほきいち号」は、本庄市の「動く図書館」として多くの方々に親しまれてきました。
今回の更新では、市内在住の三宅健吉様からいただいた多額のご寄附を活用させていただきました。三宅様の「こどもの学びや読書環境の充実に役立ててほしい」とのご厚意に心から感謝を申し上げます。
新しい「ほきいち号」は、これまでの車両より500 冊増の約2,000 冊の蔵書を積むことができます。これまで以上に、こどもたちや市民の皆さまへ本との出会いを届けることができるようになりました。
また、今回のリニューアルでは、市内全小学校の児童や先生方にアンケートを行い、新しいデザインを決定しました。郷土の偉人塙保己一とはにぽんのイラストの背景に、こだま千本桜とマリーゴールドの丘が描かれ、親しみやすい車両となっています。
「ほきいち号」は本を運ぶだけの車ではありません。本を通じて人と人をつなぎ、学びや想像力を育み、地域の文化を未来へつないでいく存在でもあります。静かに本を開き、自分の心で言葉や物語と向き合う時間は、情報があふれる現代だからこそ、より大切になっていると感じます。
これまで何人もの読書好きな市民の方から、私たちの市の名に「本」の字があることをもっと強調してほしいとのご意見をいただいております。課題は多くありますが、本庄市を、赤ちゃんから大人まで誰もがもっと本に親しみ、本を通じて学び、考え、心を豊かにできる「本のまち」へと育てていきたい…その思いを、この新しい「ほきいち号」にも託してまいります。
塙保己一は、「世のため後のため」という志を胸に、膨大な書物を収集し、版木にて後世へ残しました。本との出会いは、人を育て、地域を育て、未来を育てる力を持っています。
新しくなった「ほきいち号」が、これからも多くのこどもたちそして市民の皆さまの心に、本を読む喜びを届け続けてくれることを願っています。



更新日:2026年06月01日