「台湾訪問について」(平成27年6月1日号)

更新日:2020年10月01日

台湾訪問で市長が現地スタッフと話し合いをしている写真

 我が国に最も多くの観光客が訪れ、また我が国最大の農産物輸出先である台湾を、5月5日から7日まで訪問してまいりました。台湾の対日窓口である亜東関係協会秘書長(外務省日本局長に当たる)とのご縁により、政府関係機関に本庄市の産業、農業、観光のPRを行う機会をいただいたことから実現したものです。
 まず産業分野ですが、本庄市内には、すでに台湾において事業を展開、もしくは今後展開する予定の企業があります。日本の中小企業の投資の窓口となる台湾側の機関(台日産業連携推進オフィス)に市内企業の商品を紹介し、今後の円滑な事業展開へのご理解と、またさらに他の企業が進出する際のご支援をお願いしてまいりました。
 農業分野では、本庄市のキュウリやナスなどの豊富な農産物の台湾への輸出と、先進的農業技術の相互交流の可能性について関係機関(行政院農業委員会)と意見交換を行いました。輸出については現在日台関係に大きな課題が横たわっていますが、これは多分に政治的な問題であり、コストや検疫、さらにニーズ調査などのハードルはあれども、基本的に台湾の人々の日本の食品、農産物への信頼は揺ぎ無いとのことでしたので、明るい見通しを感じました。また技術交流については大いに進めるべきと確信いたしました。
 観光分野については、交通部観光局を訪問し意見交換しました。本庄市の売り込み方によっては、近年増えている台湾からの個人客に個性ある魅力的な観光地として、認知してもらえると感じました。
 初日の午後には駐台湾日本大使館に当たる交流協会台北事務所の沼田代表(大使)を訪問し、そして最終日の午後は、李登輝元台湾総統のご自宅を訪問することができました。李元総統からは2時間にわたり日台の更なる関係強化について力強いお言葉をいただきました。
 今回の訪問の成果を、本庄市のさまざまな分野の今後の海外展開につなげていきたいと考えております。

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