「笑顔で備える」 はにぽんを日本一に (平成28年2月1日号)

 私は毎年新年の市役所仕事始めに、1年の心がけるべき標語を示しています。本年は「備える」としました。
 新本庄市の基盤固めとも言える合併後10年間を経て、本年は今後団塊の世代の方々が後期高齢者になる西暦2025年に向けた10年間の、最初の1年です。市の仕事はひとえに本庄市民の安全安心と社会の存続、まさに「世のため後のため」にあることを意識すべく「備える」を掲げました。
 人口の超高齢化と社会負担の増大に備えるため、地域包括ケアシステムほかさまざまな施策を推進し「みんなで支えあう思いやりのあるまち」を目指します。
 少子化と人口減少に備えるため「本庄市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定・実施し「次の時代につなげるまち」を目指します。
 財政状況や施設・インフラの老朽化に備えるため、行政「経営」の視点で事に当たります。
 そして多発する災害、犯罪、事故などに備えるため、危機の未然防止はもとより、災害などが起きた際の被害を最小限に防ぐための準備も怠りません。
 しかし「備える」と言っても、ただしかめ面をしているだけではダメです。「笑顔」で前向きに備えるところに、社会の明るい前進があると思います。
 さて、ガードは固くしかも笑顔のキャラクターと言えば、笑う盾持人物埴輪すなわち「はにぽん」でしょう。皆さまのおかげで、はにぽんは昨年ゆるキャラ_Rグランプリ2015で第7位を獲得しました。今年こそはトップを目指せると考えます。これは単に本庄市のPRのためだけでなく、「笑顔で備える」事がこれからの厳しい時代に必要だからです。
 「本庄は何もない」という人に私は、「いや1400年前からの笑顔と備えがあるぞ」と言いたいです。はにぽんは本庄だけでなく日本にとって真に必要なキャラクターである、だからトップを目指すべきだと思うのですが、市民の皆さまいかがでしょうか。ぜひ応援をよろしくお願いします。
 将来に対して、あらゆる事に対して、はにぽんのように笑顔で前向きに備える、そんな1年にしてまいりましょう。