両陛下の奉送迎(お見送り) (平成29年10月1日号)

更新日:2020年10月01日

 天皇皇后両陛下におかれましては去る9月21日、県内ご旅行を終えられ本庄早稲田駅からご帰京されました。天候は快晴となり、駅までの沿道には大変多くの市民の皆さまが集まり、日の丸の小旗(その中の500本は市内有志の方から寄贈されました)を振り大歓声で両陛下の御車両をお見送りしました。私も小林市議会議長と共に本庄早稲田駅ホームにて両陛下をお見送りさせていただきました。
 平成の御世も来年で30年となります。この間、国民の幸せを常に祈られ、全身全霊でお務めを果たされておられる両陛下には、ただただ頭の下がる思いです。
 本庄市への行幸啓(両陛下ご一緒のお出かけ)は平成16年10月22日以来13年ぶりです。前回は埼玉国体開会式ご臨席前日の県内ご視察で、完成して間もない本庄早稲田駅にご到着の後、本庄市役所にて上田知事より県勢概要をご聴取、その後ご昼食(当時の茂木市長、内島市議会議長陪食)と記録にあります。中山道をはじめ沿道においては、今回同様多くの市民が集まり歓呼の声で両陛下をお見送りしました。
 当時はまだ本庄早稲田駅周辺は小さな駅前ロータリーだけで、今回両陛下がお通りになられた中央通りも無く、見渡す限りの田園風景だったことを思い出すと、まことに感慨深いものがあります。行幸啓とは、前回の両陛下お出まし時との対比で我々に時代の流れと地域の移り変わりをくっきりと教えてくれるものなのかも知れません。
 我が国の皇室は史実とされる天皇の時代から数えても、世界の帝室王室の中で最も古い歴史を有しておられます。歴代天皇は国民の幸せを常に祈られ、政治権力ではなく権威の象徴であられました。そして国民もそのようなご存在を敬愛尊崇し、こうして日本の国は今日に至っております。その美しい国柄が、まさに本庄市においても9月21日に顕現したと言えるでしょう。この国柄を子々孫々に伝えていかねばと心を新たにいたしました。
 結びに、奉送迎に参加された市民の皆さまをはじめ、沿道の清掃整備や当日の警備等に当たられた関係者すべての方々に心から感謝申し上げます。

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