個人住民税納税率 全国平均以上に(平成29年12月1日号)
先日埼玉県より、平成28年度の本庄市の個人住民税納税率が全国平均を超えたという報告を受けました。
一昨年、平成27年度の本市の個人住民税納税率は94.8%、この数字は埼玉県内63市町村中第26位で、県平均納税率93.3%よりも上位でしたが、全国平均の95.0%には及びませんでした。それが平成28年度において、前年度対比1.0ポイント増の95.8%となり、県内63市町村中、順位は二つ繰り上がって第24位、全国平均の95.7%を上回ることができました。
本市における納税率は合併後しばらく埼玉県の平均を下回る状況でしたが、担当職員による粘り強い交渉や厳正な差押え、調査に基づく適正な執行停止処理、納税コールセンターによる催告や、コンビニ収納の導入など、その向上に努めてきたところです。
その結果、平成23年度に88.7%だった納税率は翌24年度には91.2%となり、それまでの県平均以下から以上となりました。この前年度対比2.5ポイント増のアップ率は県内第1位で、埼玉県からも表彰されました。
その後も納税率は上昇を続け、平成28年度においてついに全国平均を超えることができました。これは担当職員の地道な努力のたまものであり、また法人会や青色申告会など、納税意識の向上を図る諸団体のみなさまのさまざまな活動のおかげでもあります。先日、法人会女性部の主催により、本庄市児玉郡の小学6年生を対象にした「税に関する絵はがきコンクール」が開催されました。お子さんに税の大切さを知っていただく意義のある取り組みだと感じました。
納税は国民の義務とはいえ、汗水流してやっと稼いだ中から、あるいは細々とした年金暮らしの中から、なんとか納めている市民も大勢おられます。そのような真面目な納税者のみなさまが報われる世の中を目指すためには、納税率の向上と共に、みなさまからお預かりした大切な税金が「公正」に使われるよう常に努めていかねばなりません。世のため、後のため、市民全体の利益のために仕事をする「信頼される本庄市行政」をこれからも目指してまいります。
更新日:2020年10月01日