アクセントはアイデンティティー(平成30年12月1日号)

更新日:2020年10月01日

 本庄市、又近辺に長らくお住まいの方は、本庄を「ほん→じょう」と平坦な声調で発音されていると思います。これは「温情」と同じ声調です。
 ところが都内など少し離れたところから来た方々は「」にアクセントを置いて「んじょう」と発音することが多いです。これは「根性」と同じ声調です。
  言語学者によると、人間は知らない単語については単語の頭にアクセントを置く声調になりやすいようです。従って「んじょう」と発音する方は、やはり地元での発音を知らない他所の方とみて良いでしょう。
  この「んじょう」という発音に違和感を覚える市民は多く( 私もその1人です)、最近ではJR 本庄駅の機械音のホームアナウンス「んじょう」に対し、是正を求める市民の声が多数寄せられたそうです( このことは市でもJR に要請しましたが、全国的な中央制御なのでなおるには少し時間がかかるとのことです)。
 そのような中、この「正調ほんじょう」を世に広めようと、市内出身の方が動画をつくってくださいました。
 「んじょう No! No! ほん→じょう」で始まるこの動画は、ネットのYoutube でも、又はにぽんプラザでもご覧になれます。
 さてラジオのFM NACK5開局30周年記念「埼玉あなたの“街”自慢コンテスト」ラジオCM部門で、本庄市の作品が見事グランプリに輝きました。このCMは職員の手作りで、やはり「んじょう」でなく「ほん→じょう」なんだという事をPRした1分間の作品です。
 県内各市町から提案された61作品のうち、10作品が絞られ、リスナー投票と最終審査を経てトップとなったこのCM。11月1日から1年間の約束で、1日1回、NACK5から流されています。
 たかが名前の声調で、と思う方もいると思いますが、「名前の声調にこれだけこだわる市民が多いというのは、自分のまちを愛する人がそれだけ多い何よりの証拠。素晴らしい」これは審査委員長を務めたNACK5パーソナリティーの大野勢太郎さんのコメントです。
 この作品は市のホームページからも視聴することができます。またNACK5 は首都圏一帯で聴けますので、ぜひ遠くのご親戚やお友達にも宣伝し、「正調ほんじょう」を世の中に広めていただきますよう、よろしくお願いいたします。

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